第二種衛生管理者の過去問
平成27年10月公表
労働生理 問26

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問題

第二種 衛生管理者試験 平成27年10月公表 労働生理 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

蛋白質並びにその分解、吸収及び代謝に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 蛋白質は、約20種類のアミノ酸が結合してできており、内臓、筋肉、皮膚など人体の臓器などを構成する主成分である。
  • 蛋白質は、膵臓から分泌される消化酵素である膵リパーゼなどによりアミノ酸に分解され、小腸から吸収される。
  • 血液循環に入ったアミノ酸は、体内の各組織において蛋白質に再合成される。
  • 肝臓では、アミノ酸から多くの血漿蛋白質が合成される。
  • 飢餓時には、肝臓などでアミノ酸などからブドウ糖を生成する糖新生が行われる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 2

1 三大栄養素の1つに蛋白質が挙げられます。人間は蛋白質で形成されています。本記述の通りとなります。

2 本記述は誤っています。蛋白質は消化酵素であるペプシンやトリプシンによって分解されて、アミノ酸となって小腸から吸収されます。

3 アミノ酸は、蛋白質に再合成される栄養素です。本記述は正しいです。

4 血漿蛋白質の合成を肝臓で担います。正しいです。

5 栄養素を貯蔵しておき、飢餓時などで活躍します。正しいです。

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02

誤っているものは2です。
文中の「膵リパーゼ」の部分が誤りで、正しくは「トリプシン」です。
リパーゼも膵臓から分泌される消化酵素ですが、脂質を分解します。

他の選択肢1,3,4,5は文の通りで正しいです。

参考になった数27

03

正解2

1.◯
記載の通りです。蛋白質は約20種類のアミノ酸が結合してできています。

2.×
誤りです。【蛋白質】は消化酵素である【ペプシンやトリプシン】によって分解されて【アミノ酸】となって小腸から吸収されます。

3.◯
正しい記載です。血液循環に入ったアミノ酸は、体内の各組織において蛋白質に再合成されます。

4.◯
正しい記載です。肝臓ではアミノ酸から血漿蛋白質が合成されます。

5.◯
飢餓時には体はどうにかしてブドウ糖を作り出そうとします。その1つの方法が糖新生で、肝臓などでアミノ酸からブドウ糖を生成します。

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