第二種衛生管理者の過去問
平成28年10月公表
労働生理 問26
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問題
第二種 衛生管理者試験 平成28年10月公表 労働生理 問26 (訂正依頼・報告はこちら)
血液に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 血液は、血漿と有形成分から成り、血液の容積の55%程度を占める血漿中には、アルブミン、グロブリンなどの蛋白質が含まれている。
- 血液の有形成分には、赤血球、白血球及び血小板があり、赤血球は酸素を組織に供給し、白血球は体内への細菌や異物の侵入を防御し、血小板は止血の機能を有する。
- 赤血球の寿命は、約120日で、白血球の寿命に比べて長い。
- 白血球の一種であるリンパ球には、細菌や異物を認識し攻撃するBリンパ球と抗体を産生するTリンパ球などがあり、免疫反応に関与している。
- 血液の凝固は、血漿中のフィブリノーゲン(線維素原)がフィブリン(線維素)に変化する現象である。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.正しい
正しい記述です。
2.正しい
正しい記述です。
3.正しい
正しい記述です。
4.正しくない
白血球の一種であるリンパ球には、
細菌や異物を認識し攻撃する「Tリンパ球」と
抗体を産生する「Bリンパ球」
などがあります。
5.正しい
正しい記述です。
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02
1.◯
正しい記載です。血漿中にはアルブミンやグロブリンなどの蛋白質が含まれています。アルブミンは血液の浸透圧維持に関与しています。
2.◯
正しい記載です。血液の有形成分には赤血球、白血球、血小板があります。それぞれの機能も含めて覚えましょう。
3.◯
正しい記載です。赤血球は骨髄で産生されます。寿命は120日で血球の中で最も長いです。血小板の寿命は約7-10日、白血球の寿命は種類にもよりますが1-7日程度です。
4.×
白血球のうち、リンパ球は約30%を占めます。細菌や異物を認識し、攻撃するのは【Tリンパ球】です。一方、抗体を産生するのは【Bリンパ球】です。
5.◯
血液の凝固とは、血漿中のフィブリノーゲンがフィブリンに変化する現象のことです。
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03
文中の「Bリンパ球」部分は正しくは「Tリンパ球」であり、同じく文中の「Tリンパ球」部分が正しくは「Bリンパ球」です。
なお、本問題ではBリンパ球、Tリンパ球という表現ですが、B細胞、T細胞という表現の方が一般的です。
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