第二種衛生管理者の過去問
平成29年4月公表
労働衛生 問13

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第二種 衛生管理者試験 平成29年4月公表 労働衛生 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

照明などの視環境に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 前方から明かりを取るときは、眼と光源を結ぶ線と視線とで作る角度が、40°以上になるようにしている。
  • 高齢者は、若年者に比較して、一般に、高い照度が必要であるが、水晶体の混濁により、まぶしさを感じやすくなっている場合もあるので、注意が必要である。
  • 全般照明と局部照明を併用する場合、全般照明による照度は、局部照明による照度の1/10以上になるようにしている。
  • 照度の単位はルクスで、1ルクスは光度1カンデラの光源から10m離れた所で、その光の光軸に垂直な面が受ける明るさに相当する。
  • 室内の彩色で、明度を高くすると光の反射率が高くなり照度を上げる効果があるが、彩度を高くしすぎると交感神経の緊張を招きやすい。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解 4

1 この角度の最低条件は、30°以上となっています。これよりも、低いところからの照明はまぶしく感じるからです。本肢は40°以上ですので、問題はありません。

2 加齢に伴う、白内障や黄斑変性症などがあり、照明によるまぶしさは、ことに注意が必要になります。本肢も正しいです。

3 照明の併用は局部照明の照度の少なくとも10%以上であることが望ましいです。通常は、20%くらいが適切とされています。

4 本肢は、明確に誤りです。数字の極端さは逃してはなりませんね。「1㏓は光度1㏅の光源から1m離れたところから」受ける明るさのことです。

5 明るすぎると経験上、眼はハイになりますね。それ故に、眼の高さ以下の壁面はまぶしさを防ぎ、安定感のある濁色にするとよいとされます。正しい肢です。

参考になった数41

02

1:○
2:○
3:○
4:×
5:○

誤っている選択肢は4です。
1ルクスは光度1カンデラの光源から1m離れた所で、その光の光軸に垂直な面が受ける明るさに相当します。
10mではありません。
その他は説明文の通りです。

参考になった数9

03

誤っているものは4です。

1ルクスとは、1平方メートルの面を1ルーメンの光源で一様に照らしたときの照度です。
1ルーメンは、光速の単位です。

また設問中に出てくる1カンデラですが、これは一般的なろうそくの光に相当するそうです。

他の選択肢については、そのとおり、正しいです。

参考になった数9