第二種衛生管理者の過去問
平成29年4月公表
労働衛生 問14

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問題

第二種 衛生管理者試験 平成29年4月公表 労働衛生 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

厚生労働省の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」に基づくメンタルヘルス対策に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • メンタルヘルスケアを中長期的視点に立って継続的かつ計画的に行うため策定する「心の健康づくり計画」は、各事業場における労働安全衛生に関する計画の中に位置付けることが望ましい。
  • 「心の健康づくり計画」の策定に当たっては、衛生委員会又は安全衛生委員会において十分調査審議を行う。
  • 事業者がメンタルヘルスケアを積極的に推進する旨の表明に関することは、「心の健康づくり計画」で定めるべき事項に含まれる。
  • 「セルフケア」とは、労働者自身がストレスや心の健康について理解し、自らのストレスを予防、軽減する、またはこれに対処することである。
  • メンタルヘルスケアは、「セルフケア」、「家族によるケア」及び「事業場内産業保健スタッフ等によるケア」の三つのケアを継続的かつ計画的に行うことが重要である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解 5

1 メンタルヘルス対策は、ストレス企業にとっては、切っても切れない仲です。「心の健康づくり計画」、計画の中心に位置する基本です。本肢の記述の通りです。

2 この両委員会での審議無くしては、策定も絵に描いた餅になります。当然のように正しいです。

3 このくだりも、至極自然に定められる事項になります。

4 所詮は、企業もちではなく、自己責任が前提になります。自ら克服せずして誰が解決してくれますか。正しい肢です。

5 三つのケアではなく、「セルフケア」「ラインによるケア」「事業場内産業保健スタッフによるケア」「事業場外資源によるケア」の四つのケアとなります。家族によるケアは、企業には持ち込まないの発想があるのかも知れませんが、入っていません。よって、本肢は誤りとなります。

参考になった数42

02

正解5

1.◯
「心の健康づくり計画」は、各事業場における労働安全衛生に関する計画の中に位置付けることが望ましいとされています。

2.◯
「心の健康づくり計画」の策定に当たっては、衛生委員会又は安全衛生委員会において十分調査審議を行います。

3.◯
事業者がメンタルヘルスケアを積極的に推進する旨の表明に関することは、「心の健康づくり計画」で定めるべき事項に含まれます。

4.◯
正しい記載です。「セルフケア」とは、労働者自身がストレスや心の健康について理解し、自らのストレスを予防、軽減する、またはこれに対処することです。

5.×
厚生労働省の「労働者の心の健康の保持増進のための指針」において、心の健康づくり計画の実施に当たって推進すべきこととされているメンタルヘルスケアは4つあり、以下の通りです。

(1)セルフケア
労働者自らが心の健康保持増進のために行う活動

(2)ラインによるケア
管理監督者が部下である労働者の心の健康の保持増進のために行う活動

(3)事業場内産業保健スタッフ等によるケア
事業場内産業保健スタッフ等(産業医、衛生管理者、衛生推進者、保健師等)が労働者の心の健康の保持増進のために行う活動

(4)事業場外資源によるケア
事業場外の様々な機関が事業場に対して心の健康づくり対策を支援する活動

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03

誤っているものは5です。

メンタルケアは「セルフケア」「ラインによるケア」「事業場内産業保健スタッフ等によるケア」「事業場外資源によるケア」の4つのケアからなっています。

「ラインによるケア」とは、管理監督者によるものを指します。

他の選択肢1~4は正しいものとなっています。

参考になった数5