第二種衛生管理者の過去問
平成29年4月公表
労働生理 問29
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問題
第二種 衛生管理者試験 平成29年4月公表 労働生理 問29 (訂正依頼・報告はこちら)
ストレスに関する次のAからDまでの記述について、誤っているものの組合せは( 1 )〜( 5 )のうちどれか。
A 外部環境からの刺激(ストレッサー)は、その形態や程度にかかわらず、自律神経系と内分泌系を介して、心身の活動を抑圧する。
B ストレス反応には、ノルアドレナリン、アドレナリンなどのカテコールアミンや副腎皮質ホルモンが深く関与している。
C ストレス反応には、個人差がほとんどない。
D ストレスにより、自律神経系と内分泌系のバランスが崩れ、精神神経科的疾患、内科的疾患などを招く場合がある。
A 外部環境からの刺激(ストレッサー)は、その形態や程度にかかわらず、自律神経系と内分泌系を介して、心身の活動を抑圧する。
B ストレス反応には、ノルアドレナリン、アドレナリンなどのカテコールアミンや副腎皮質ホルモンが深く関与している。
C ストレス反応には、個人差がほとんどない。
D ストレスにより、自律神経系と内分泌系のバランスが崩れ、精神神経科的疾患、内科的疾患などを招く場合がある。
- A、B
- A、C
- B、C
- B、D
- C、D
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この過去問の解説 (3件)
01
A いわゆるストレッサーは、自律神経系と内分泌系を通じて、心身の活動を抑制したり「亢進」したりします。抑圧だけではありません。思いあたる方もおられると思います。本説明は誤りです。
B 副腎皮質ホルモンが、ストレス反応に深く強く関与しています。正しい記述です。
C ストレスに打たれ強い方、弱い方それぞれです。よって、個人差がでます。本説明は誤りとなります。
D バランスの崩壊により、止めどもない内面的疾患などを招きます。本説明の通りです。
以上の説明から、正解の組合せは2となります。
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02
A:「外部環境からの刺激」がどのような影響をあたえるかについて詳しくは、ハンス・セリエのストレス学説を読むことをお勧めします。
本選択肢に関するところについては、ストレスを与える要因は自律神経系、内分泌系に影響します。影響のされ方はバランスが乱れるというイメージでとらえるといいと思います。バランスが崩れることによって、活動は抑圧されることもあれば、促進されることもあります。本選択肢では「抑圧」しか述べていないので、誤りです。
B:本文のとおりです。
C:耐性や感じ方の違いなど、個人差が大きいです。よって、本選択肢は誤りです。
D:Aで述べたことと関連します。本文のとおりです。
よって、誤りは2となります。
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03
A. ×
誤りです。 外部環境からの刺激すなわちストレッサーがかかると、自律神経系や内分泌系を介して心身の活動は活性化したり、抑圧されたりします。例えば、大人数の前でのプレゼンテーションをストレッサーとして考えると、人は緊張して、心拍は上昇します。つまり身体は活性化する方向へと働きます。一方、ストレスがかかりすぎると、逆に体は自身を守ろうとして心身の活動を抑制することがあります。
B. ◯
正しい記述です。ストレス反応には、ノルアドレナリン、アドレナリンなどのカテコールアミンや副腎皮質ホルモンが深く関与しています。
C. ×
誤りです。ストレス反応は個人差が大きいです。
D. ◯
正しい記述です。ストレスにより自律神経系と内分泌系のバランスが崩れ、精神神経科的疾患、内科的疾患などを招く場合があります。
以上から、誤りはAとCなので選択肢2が正解となります。
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