第二種衛生管理者の過去問
平成30年4月公表
労働生理 問23
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第二種 衛生管理者試験 平成30年4月公表 労働生理 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
心臓の働きと血液の循環に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 肺循環は、右心室から肺静脈を経て肺の毛細血管に入り、肺動脈を通って左心房に戻る血液の循環である。
- 心臓は、自律神経の中枢で発生した刺激が刺激伝導系を介して心筋に伝わることにより、規則正しく収縮と拡張を繰り返す。
- 心臓から拍出された血液を送る血管を動脈といい、心臓に戻る血液を送る血管を静脈という。
- 大動脈や肺動脈には、動脈血が流れる。
- 血圧は、血液が血管の側面を押し広げる力であり、高血圧の状態が続くと、血管壁の厚さは減少していく。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (4件)
01
他の選択肢については以下のとおりです。
1.文中の「肺静脈」部分を「肺動脈」と置き換えると、正しい文になります。
2.文中の「自律神経の中枢で発生した刺激」という部分が誤りで、正しくは「右心房にある洞結節(洞房結節)で発生した刺激」です。
4.体循環と肺循環の関係で同じ「動脈」という言葉がついていても違いがあります。大動脈の血液は酸素を豊富に含んだ動脈血であり、肺動脈を流れる血液は酸素が少ない静脈血です。
5.文中の後半部分の「血管壁の厚さは減少していく」という部分が誤りで、「血管壁の圧さは増し、動脈硬化が進行する」が正しいです。血管壁が厚くなるため、血液を送り出すために一層血圧が高くなります。さらに心不全、脳出血、脳梗塞が発生しやすくなります。
参考になった数51
この解説の修正を提案する
02
1. 肺循環は右心室から「肺動脈」を経て、肺の毛細血管に入り、「肺静脈」を経て、左心房に戻る循環になります。本肢の説明は逆になります。誤りです。
2. 心臓は、自律神経の中枢で発生した刺激を介してとあります。しかし、これは誤りです。即ち、電気的な興奮は洞結節⇒房室結節⇒ヒス束⇒脚⇒プルキンエ線維で発生した刺激が刺激伝達系を介して心筋に伝わり、規則正しく収縮と拡張を繰り返します。
3. 本肢の記述の通りになります。正しいです。
4. 大動脈を流れる血液⇒動脈血、肺動脈を流れる血液⇒静脈血です。誤りです。
5. 本肢も正しいです。高血圧状態の継続により、血管壁の厚さ増大し最悪は破裂します。
よって、本肢も誤りになります。
参考になった数20
この解説の修正を提案する
03
× 1 . 肺循環は、右心室から【肺静脈→肺動脈】を経て肺の毛細血管に入り、肺動脈を通って左心房に戻る血液の循環である。
× 2 . 心臓は、【自律神経の中枢→洞結節】で発生した刺激が刺激伝導系を介して心筋に伝わることにより、規則正しく収縮と拡張を繰り返す。
○ 3 . 心臓から拍出された血液を送る血管を動脈といい、心臓に戻る血液を送る血管を静脈という。
× 4 . 大動脈【や肺動脈→×】には、動脈血が流れる。肺動脈は静脈血が流れている。
× 5 . 血圧は、血液が血管の側面を押し広げる力であり、高血圧の状態が続くと、血管壁の厚さは【減少していく→厚くなっていく】。
参考になった数12
この解説の修正を提案する
04
1.×
肺循環は右心室から肺動脈を経て肺静脈を通って左心室に戻ります。
記述では肺静脈から肺動脈となっており、誤りです。
2.×
心臓は自律神経の中枢で発生した刺激によって動いているのではなく、電気信号(洞房結節)を出す事で拍動を起こしています。
3.◯
設問の通りです。
4.×
大動脈と肺静脈に動脈血が流れているため誤りです。
5.×
高血圧が続くと血管は厚くなるため誤りです。
参考になった数3
この解説の修正を提案する
前の問題(問22)へ
平成30年4月公表問題一覧
次の問題(問24)へ