第二種衛生管理者の過去問
平成30年10月公表
労働生理 問26

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問題

第二種 衛生管理者試験 平成30年10月公表 労働生理 問26 (訂正依頼・報告はこちら)

血液に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • 血漿中の蛋白質のうち、アルブミンは血液の浸透圧の維持に関与している。
  • 血漿中の水溶性蛋白質であるフィブリンがフィブリノーゲンに変化する現象が、血液の凝集反応である。
  • 赤血球は、損傷部位から血管外に出ると、血液凝固を促進させる物質を放出する。
  • 血液中に占める白血球の容積の割合をヘマトクリットといい、感染や炎症があると増加する。
  • 血小板は、体内に侵入してきた細菌やウイルスを貪食する働きがある。

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この過去問の解説 (5件)

01

正解 1

1.ズバリ正解肢になります。アルブミンは肝臓で作られたタンパク質で、高濃度で血漿中にあり「血液の浸透圧」を調節する作用があります。

2.血液の凝固は、血漿中の水溶性蛋白質であるフィブリノーゲン(線維素原で血液凝固因子)が不溶性のフィブリン(線維素)に変化する現象になります。本肢は誤りです。

3.赤血球は、ヘモグロビンにより酸素を肺から各組織へ運搬する役目をします。本肢の記述は「血小板」になります。誤っています。

4.血液中に占める「赤血球」の容積の割合のことをヘマトクリットと言います。誤りの肢になります。

5.この記述は「白血球」のそれになります。血小板は血液を凝固させる役割を果たします。本肢も誤っています。

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02

正しいものは1です。
文のとおりです。

他の選択肢については以下のとおりです。

2.誤りです。
血液の凝集反応とは赤血球の凝集原と血小板の凝集素の反応を指します。
この文に出てくるフィブリンとフィブリノーゲンですが、フィブリノーゲンがフィブリンに変わる現象を血液凝固といいます。
凝集反応、凝固反応どちらを考えても誤っている記述です。

3.誤りです。文の冒頭の「赤血球」が誤りで正しくは「血小板」です。

4.誤りです。文中の「白血球」が誤りで正しくは「赤血球」です。

5.誤りです。文の冒頭の「血小板」が誤りで正しくは「白血球」です。

参考になった数16

03

正解は 1 です。

○ 1 . 血漿中の蛋白質のうち、アルブミンは血液の浸透圧の維持に関与している。

× 2 . 血液の凝集反応...赤血球の凝集原+血小板の凝集素の反応の事である。

× 3 . 【赤血球→血小板】は、損傷部位から血管外に出ると、血液凝固を促進させる物質を放出する。

× 4 . 血液中に占める【白血球→赤血球】の容積の割合をヘマトクリットといい、感染や炎症があると増加する。

× 5 . 【血小板→白血球】は、体内に侵入してきた細菌やウイルスを貪食する働きがある。

となります。

参考になった数11

04

正解1
1.◯
正しい記載です。血漿中にはアルブミンやグロブリンなどの蛋白質が含まれています。アルブミンは血液の浸透圧維持に関与しています。

2.×
誤りです。血液の【凝固反応】では、血漿中の【フィブリノーゲンがフィブリン】に変化します。

3.×
誤りです。赤血球は血液凝固反応には関わりません。血液凝固に関わるのは血小板やフィブリンなどです。

4.×
誤りです。血液中に占める【赤血球の容積の割合】を【ヘマトクリット(Ht)】といいます。貧血になるとヘマトクリット値は低くなります。一般的に、白血球は感染や炎症があると増加します。

5.×
誤りです。白血球のマクロファージは、体内に侵入してきた細菌やウイルスを貪食する働きがあります。

参考になった数7

05

1:○
正しい記述です。

2:×
血漿中の水溶性蛋白質であるフィブリノーゲンが不溶性のフィブリンに変化する現象が、血液の凝固反応ですので、誤った記述です。

3:×
損傷部位から血管外に出ると、血液凝固を促進させる物質を放出するのは血小板の働きですので、誤った記述です。

4:×
ヘマトクリットとは、血液中に占める赤血球の容積の割合のことですので、誤った記述です。

5:×
体内に侵入してきた細菌やウイルスを貪食する働きがあるのは、白血球ですので、誤った記述です。

参考になった数7