第二種衛生管理者の過去問
令和2年10月公表
労働衛生 問13

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問題

第二種 衛生管理者試験 令和2年10月公表 労働衛生 問13 (訂正依頼・報告はこちら)

照明などの視環境に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 前方から明かりを取るときは、眼と光源を結ぶ線と視線とで作る角度が、40°程度になるようにしている。
  • あらゆる方向から同程度の明るさの光がくると、見るものに影ができなくなり、立体感がなくなってしまうことがある。
  • 全般照明と局部照明を併用する場合、全般照明による照度は、局部照明による照度の5分の1程度になるようにしている。
  • 照度の単位はルクスで、1ルクスは光度1カンデラの光源から10m離れた所で、その光に直角な面が受ける明るさに相当する。
  • 室内の彩色で、明度を高くすると光の反射率が高くなり照度を上げる効果があるが、彩度を高くしすぎると交感神経の緊張を招きやすく、長時間にわたる場合は疲労を招きやすい。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解:4

1.正しい

前方から明かりを取るときは、目と光源を結ぶ線と視線とで作る角度は30°以上にすることが望ましいとされています。

本文は40°程度としているため、正しい記載です。

2.正しい

正しい記載です。

3.正しい

全般照明と局部照明を併用する場合、全般照明による照度は、局部照明による程度の10分の1以上にすることが望ましいとされています。

本文は5分の1程度としているため、正しい記載です。

4.誤り

1ルクスは光度1カンデラの光源から【1m】離れた所で、その光に直角な面が受ける明るさに相当します。

5.正しい

正しい記載です。

参考になった数31

02

1:○

2:○

3:○

4:×

5:○

誤った選択肢は4です。

1ルクスは光度1カンデラの光源から1m離れた所で、その光の光軸に垂直な面が受ける明るさに相当する照度の単位です。

10mではありません。

その他は説明文の通りです。

参考になった数13

03

照明、視環境に関する問題です。

 

法令では労働安全衛生規則第604条、第605条、

事務所衛生基準規則第10条、JIS照明基準総則などが関連しています。

そのほか光源、輝度などの知識も必要になります。

ただ、出題される内容は比較的決まっているので、

過去問題で確認するといいと思います。

 

では、選択肢をみていきましょう。

選択肢1. 前方から明かりを取るときは、眼と光源を結ぶ線と視線とで作る角度が、40°程度になるようにしている。

正しいです。

まぶしさを抑えるため、30度以上といわれています。

選択肢2. あらゆる方向から同程度の明るさの光がくると、見るものに影ができなくなり、立体感がなくなってしまうことがある。

正しいです。文のとおりです。

選択肢3. 全般照明と局部照明を併用する場合、全般照明による照度は、局部照明による照度の5分の1程度になるようにしている。

正しいです。

全般照明の照度は、

局部照明の照度の1/10以上であることが望ましいとされています。

選択肢4. 照度の単位はルクスで、1ルクスは光度1カンデラの光源から10m離れた所で、その光に直角な面が受ける明るさに相当する。

誤りです。

文中の「10m」が誤りで、正しくは「1m」です。

選択肢5. 室内の彩色で、明度を高くすると光の反射率が高くなり照度を上げる効果があるが、彩度を高くしすぎると交感神経の緊張を招きやすく、長時間にわたる場合は疲労を招きやすい。

正しいです。文のとおりです。

参考になった数3