第二種衛生管理者の過去問
令和4年10月公表
労働衛生 問8
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問題
第二種 衛生管理者試験 令和4年10月公表 労働衛生 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
メタボリックシンドロームの診断基準に関する次の文中の[ ]内に入れるAからCの語句の組合せとして、正しいものはどれか。
「日本では、内臓脂肪の蓄積があり、かつ、血中脂質(中性脂肪、HDLコレステロール)、[ A ]、[ B ]の三つのうち[ C ]が基準値から外れている場合にメタボリックシンドロームと診断される。」
「日本では、内臓脂肪の蓄積があり、かつ、血中脂質(中性脂肪、HDLコレステロール)、[ A ]、[ B ]の三つのうち[ C ]が基準値から外れている場合にメタボリックシンドロームと診断される。」
- A:血圧 B:空腹時血糖 C:いずれか一つ
- A:血圧 B:空腹時血糖 C:二つ以上
- A:γ-GTP B:空腹時血糖 C:二つ以上
- A:γ-GTP B:尿蛋(たん)白 C:いずれか一つ
- A:γ-GTP B:尿蛋(たん)白 C:二つ以上
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この過去問の解説 (3件)
01
ウエスト周囲径が、男性の場合は85cm以上、女性の場合は90cm以上で、血圧・血糖値・脂質の3つの健康値のうちの2つ以上が基準値から外れた場合に、メタボリックシンドロームと診断されます。
メタボリックシンドロームの診断基準値は次の表のような値が、日本の医学系学会で策定したものです。
表1 メタボリックシンドローム診断基準値
ウエスト周囲径(内臓脂肪蓄積) 男性は85cm以上
女性は90cm以上
➀ 高トリグリセライド血症 150mg/dL以上
低HDLコレステロール血症 40mg/dL以下
② 収縮期(最大)血圧 130mmHg以上
拡張期(最小)血圧 85mmHg以上
③ 空腹時高血糖 110mg/dL以上
× 「いずれか一つ」ではなく2つ以上です。
〇 正しいです。
× 「γ-GTP」は判断基準にありません。
× 「γ-GTP」は判断基準にありません。「いずれか一つ」ではなく2つ以上です。
× 「γ-GTP」は判断基準にありません。
メタボリックシンドロームの診断の問題の出題頻度は多いのですが、ほぼ本問のような内容で、対象と数値を覚えておけば、回答可能です。
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02
メタボリックシンドロームの診断基準は、日本内科学会や日本動脈硬化学会など複数の学会による合同の基準があります。
詳細な基準は以下の通り。
【メタボリックシンドロームの基準】
1.腹部肥満 ウエストサイズ 男性85cm以上 女性90cm以上
2.中性脂肪値・HDLコレステロール値
中性脂肪値 150mg ⁄ dl以上
HDLコレステロール値 40mg ⁄ dl未満
(いずれか、または両方)
3.血圧
収縮期血圧(最高血圧) 130mmHg以上
拡張期血圧(最低血圧) 85mmHg以上
(いずれか、または両方)
4. 血糖値
空腹時血糖値 110mg ⁄ dl以上
つまり
ウエスト周囲径(おへその高さの腹囲)が男性85cm・女性90cm以上で、かつ血圧・血糖・脂質の3つのうち2つ以上が基準値から外れると、メタボリックシンドロームと診断されます。
誤りです。
A:血圧〇 B:空腹時血糖〇 C:いずれか一つ×
基準はいずれか1つではなく、2つ以上です。
設問の通りです。
A:血圧〇 B:空腹時血糖〇 C:二つ以上〇
診断基準と合致しています。
誤りです。
A:γ-GTP× B:空腹時血糖〇 C:二つ以上〇
γ-GTPは肝機能の数値であり、メタボリックシンドロームの診断基準とは関係ありません。
誤りです。
A:γ-GTP× B:尿蛋(たん)白× C:いずれか一つ×
尿たん白は糖尿病などの診断で用います。メタボリックシンドロームの診断基準とは関係ありません。
誤りです。
A:γ-GTP× B:尿蛋(たん)白× C:二つ以上〇
γ-GTPも尿たん白もメタボリックシンドロームの診断基準とは関係ありません。
知らない検査項目が出てもあわてずに、メタボリックシンドロームの診断基準として丸ごと覚えてしまいましょう。
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03
厚生労働省によるメタボリックシンドロームの診断基準からの問題です。
これが正しい組合せです。
説明文の空欄を埋めると以下のようになります。
「日本では、内臓脂肪の蓄積があり、かつ、血中脂質(中性脂肪、HDLコレステロール)、[ 血圧 ]、[ 空腹時血糖 ]の三つのうち[ 二つ以上 ]が基準値から外れている場合にメタボリックシンドロームと診断される。」
他にメタボリックシンドロームの判断基準は、腹囲によるものがあります。
組合せの場合、1つでも間違えると不正解になりますので確実に覚えておくようにしましょう。
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