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第二種衛生管理者の過去問 令和5年4月公表 労働衛生 問6

問題

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労働衛生管理に用いられる統計に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
   1 .
生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのばらつきの程度は、平均値及び中央値によって表される。
   2 .
集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される。
   3 .
健康管理統計において、ある時点での集団に関するデータを静態データといい、「有所見率」は静態データの一つである。
   4 .
ある事象と健康事象との間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められたとしても、それらの間に因果関係があるとは限らない。
   5 .
健康診断において、対象人数、受診者数などのデータを計数データといい、身長、体重などのデータを計量データという。
( 第二種 衛生管理者試験 令和5年4月公表 労働衛生 問6 )
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この過去問の解説 (3件)

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労働衛生管理に用いられる統計に関する問題です。

選択肢1. 生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのばらつきの程度は、平均値及び中央値によって表される。

生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのバラツキの程度は、分散や標準偏差によって表されます。

平均値や中央値ではありません。

よって、誤った選択肢です。

まとめ

多くの対象のばらつきの程度は、正規分布に従います。

正規分布において、ばらつきの程度(ばらつきの幅)は標準偏差によって決まります。

統計の知識があれば正解することは可能ですが、内容を覚えておくことは重要です。

付箋メモを残すことが出来ます。
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統計に関する問題です。労働安全衛生に関する知識は必要ありません。

過去問を解いて用語を覚えていきましょう。

選択肢1. 生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのばらつきの程度は、平均値及び中央値によって表される。

誤りです。

×平均値及び中央値→〇分散及び標準偏差

正規分布の場合、そのデータのバラつきの程度は分散及び標準偏差で表されます。

選択肢2. 集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される。

設問の通りです。

分散はデータの散らばりを表します。

集団A: 1/8/4/3/9 平均値25

集団B: 5/7/3/8/2 平均値25

このような集団AとBにおいて平均値は等しいですが、集団を構成するデータのバラつき(分散)は異なります。

選択肢3. 健康管理統計において、ある時点での集団に関するデータを静態データといい、「有所見率」は静態データの一つである。

設問の通りです。

ある一時点での集団に関するデータを「静」態データと言います。

有所見率は例えば健康診断を受診したその時に、どれくらいの人が検査項目に異常があったのかを示します。

受診した時点の結果、「ある一時点」となるので静態データの1つです。

選択肢4. ある事象と健康事象との間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められたとしても、それらの間に因果関係があるとは限らない。

設問の通りです。

相関関係も因果関係も、2つ(もしくはそれ以上)のものがあり、それらの関係について表しています。

相関関係:2つのものが密接な関わりを持ち、1つが変化すればもう1つも変化するような関係

因果関係:ものとものの間に原因と結果の関係があること

相関関係があるからといって、必ずしも因果関係があるとはいえません。

選択肢5. 健康診断において、対象人数、受診者数などのデータを計数データといい、身長、体重などのデータを計量データという。

設問の通りです。

計数データは数えることの出来るデータ、計量データは大きさを測ることの出来るデータです。

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統計用語に関する問題です。

正規分布やばらつき、分散など基本的な用語の意味は理解しておきましょう。

では、選択肢を見ていきましょう。

選択肢1. 生体から得られたある指標が正規分布である場合、そのばらつきの程度は、平均値及び中央値によって表される。

誤りです。

平均値、最頻値、中央値は「代表値」と呼ばれるものです。

ばらつきの程度は、分散、標準偏差、範囲で表します。

この選択肢で出てきた用語について補足します。

正規分布:平均値と最頻値・中央値が一致し、

     それを軸として左右対称となっている確率分布

平均値:全データの合計を、データ数で割った値

最頻値:データの中で最も多く存在する値

中央値:データを大きい(又は小さい)値の順に並べた場合の中央の値

分散:値のばらつき度合い

標準偏差:分散の平方根

範囲:最大値と最小値の差

選択肢2. 集団を比較する場合、調査の対象とした項目のデータの平均値が等しくても分散が異なっていれば、異なった特徴をもつ集団であると評価される。

正しいです。文のとおりです。

選択肢3. 健康管理統計において、ある時点での集団に関するデータを静態データといい、「有所見率」は静態データの一つである。

正しいです。文のとおりです。

静態データとは、ストックデータともいい、ある「時点」の集団に関するデータです。

これに対し、動態データとは、フローデータともいい、ある「期間」の集団に関するデータです。

有所見者とは、健康診断で「異常なし」「要精密検査」「要治療等」のうち、「異常なし」以外の者をいいます。ある健康診断の受診者にうち、有所見者が占める割合が有所見率です。

期間の集団に関するデータではないので、選択肢文は正しいです。

選択肢4. ある事象と健康事象との間に、統計上、一方が多いと他方も多いというような相関関係が認められたとしても、それらの間に因果関係があるとは限らない。

正しいです。文のとおりです。

健康事象の場合、元来個体がもっている性質(持病の有無、年齢など)も影響します。

因果関係があるかどうかを確認するには時間的先行性、関係の普遍性や強さ、特異性や一致性などを考慮しなければなりません。

選択肢5. 健康診断において、対象人数、受診者数などのデータを計数データといい、身長、体重などのデータを計量データという。

正しいです。文のとおりです。

漢字で示されたように数えることできるものが計数データ、

測らないと数値が分からないものは計量データです。

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