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第二種衛生管理者の過去問 令和5年4月公表 労働衛生 問7

問題

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脳血管障害及び虚血性心疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
   1 .
出血性の脳血管障害は、脳表面のくも膜下腔(くう)に出血するくも膜下出血、脳実質内に出血する脳出血などに分類される。
   2 .
虚血性の脳血管障害である脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳塞栓症と、心臓や動脈壁の血栓が剥がれて脳血管を閉塞する脳血栓症に分類される。
   3 .
高血圧性脳症は、急激な血圧上昇が誘因となって、脳が腫脹(ちょう)する病気で、頭痛、悪心、嘔(おう)吐、意識障害、視力障害、けいれんなどの症状がみられる。
   4 .
虚血性心疾患は、心筋の一部分に可逆的な虚血が起こる狭心症と、不可逆的な心筋壊(え)死が起こる心筋梗塞とに大別される。
   5 .
運動負荷心電図検査は、虚血性心疾患の発見に有用である。
( 第二種 衛生管理者試験 令和5年4月公表 労働衛生 問7 )
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この過去問の解説 (3件)

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脳血管障害および虚血性心疾患に関する問題です。

選択肢1. 出血性の脳血管障害は、脳表面のくも膜下腔(くう)に出血するくも膜下出血、脳実質内に出血する脳出血などに分類される。

正しい選択肢です。

脳血管障害の主な症状として、激しい頭痛、吐き気、身体のマヒ、言語障害などが起こります。

選択肢2. 虚血性の脳血管障害である脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳塞栓症と、心臓や動脈壁の血栓が剥がれて脳血管を閉塞する脳血栓症に分類される。

虚血性の脳血管障害である脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳血栓症と、心臓や動脈壁の血栓が剥がれて脳血管を閉塞する脳塞栓症に分類されます。

よって、誤った選択肢です。

選択肢3. 高血圧性脳症は、急激な血圧上昇が誘因となって、脳が腫脹(ちょう)する病気で、頭痛、悪心、嘔(おう)吐、意識障害、視力障害、けいれんなどの症状がみられる。

正しい選択肢です。

高血圧性脳症を放置すると、後遺症を残したり死に至るケースもあります。

選択肢4. 虚血性心疾患は、心筋の一部分に可逆的な虚血が起こる狭心症と、不可逆的な心筋壊(え)死が起こる心筋梗塞とに大別される。

正しい選択肢です。

虚血性心疾患は、狭心症と心筋梗塞とに大別されます。

狭心症は心臓の血管の一部の血流が一時的に悪くなるもので、心筋梗塞は心臓の血管が詰まってしまい、血液が行きわたらず心臓の動きが悪くなるものです。

選択肢5. 運動負荷心電図検査は、虚血性心疾患の発見に有用である。

正しい選択肢です。

最も簡単な検査方法として、2段ある階段を昇り降りする前後で心電図を記録するものがあります。

まとめ

障害や疾患に関する問題は、いかに暗記しているかが問われます。

確実に覚えて得点源にしましょう。

付箋メモを残すことが出来ます。
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労働生理に関する問題です。

脳血管障害や心疾患に関する問題は頻出ですので、しっかりと覚えましょう。

選択肢1. 出血性の脳血管障害は、脳表面のくも膜下腔(くう)に出血するくも膜下出血、脳実質内に出血する脳出血などに分類される。

設問の通りです。

出血性の脳血管障害は、脳の血管が破れて出血することから起こります。

出血する部位により、くも膜下腔に出血するとくも膜下出血、脳実質内に出血すると脳出血と分類されます。

選択肢2. 虚血性の脳血管障害である脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳塞栓症と、心臓や動脈壁の血栓が剥がれて脳血管を閉塞する脳血栓症に分類される。

誤りです。

文中の脳塞栓症と脳血栓症の説明が逆です。

脳血管自体の動脈硬化性病変→脳血栓症

心臓や動脈壁の血栓が剥がれて脳血管を閉塞→脳塞栓症

選択肢3. 高血圧性脳症は、急激な血圧上昇が誘因となって、脳が腫脹(ちょう)する病気で、頭痛、悪心、嘔(おう)吐、意識障害、視力障害、けいれんなどの症状がみられる。

設問の通りです。

高血圧性脳症とは、急激な血圧上昇、または持続的な高度の高血圧により脳に障害が引き起こされることを言います。

症状は急な激しい頭痛、吐き気、嘔吐、全身けいれんや意識消失などです。

選択肢4. 虚血性心疾患は、心筋の一部分に可逆的な虚血が起こる狭心症と、不可逆的な心筋壊(え)死が起こる心筋梗塞とに大別される。

設問の通りです。

虚血性心疾患は、狭心症と心筋梗塞に大別されます。

心臓の筋肉へ供給される酸素が不足するために起こり、心筋の一部に可逆的な虚血が起こる→狭心症

心臓を動かす心筋に血液が届かなくなり、不可逆的な心筋壊死が起こる→心筋梗塞

選択肢5. 運動負荷心電図検査は、虚血性心疾患の発見に有用である。

設問の通りです。

運動負荷心電図検査とは、運動をして心臓に負荷をかけた時の心電図の変化をみる検査です。

労作性心筋症や運動誘発性不整脈の診断などに用いられます。

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脳血管障害、虚血性心疾患に関する問題です。

悪性新生物(いわゆる「がん」)以外の死因の上位に挙げられる病気です。

どんな病気なのか、問題を解くことでポイントをおさえておきましょう。

では、選択肢をみていきましょう。

選択肢1. 出血性の脳血管障害は、脳表面のくも膜下腔(くう)に出血するくも膜下出血、脳実質内に出血する脳出血などに分類される。

正しいです。

脳血管障害は脳血管にダメージがおこるものです。

出血性は本選択肢に書かれているとおりです。

血管が詰まったものが脳梗塞です。

脳梗塞・脳出血・くも膜下出血を総称して「脳卒中」ということがあります。

選択肢2. 虚血性の脳血管障害である脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳塞栓症と、心臓や動脈壁の血栓が剥がれて脳血管を閉塞する脳血栓症に分類される。

誤りです。「脳塞栓」の説明と「脳血栓」の説明が逆になっています。

選択肢3. 高血圧性脳症は、急激な血圧上昇が誘因となって、脳が腫脹(ちょう)する病気で、頭痛、悪心、嘔(おう)吐、意識障害、視力障害、けいれんなどの症状がみられる。

正しいです。文のとおりです。

選択肢4. 虚血性心疾患は、心筋の一部分に可逆的な虚血が起こる狭心症と、不可逆的な心筋壊(え)死が起こる心筋梗塞とに大別される。

正しいです。文のとおりです。

用語の補足として

可逆的とは、一度変化したものが元の状態に戻すことができるような性質や機能のこと、不可逆的とは一度変化すると元の状態に戻すことができない性質や機能のことです。

壊死(えし)とは細胞や組織が死んでいる状態をいいます。

選択肢5. 運動負荷心電図検査は、虚血性心疾患の発見に有用である。

正しいです。文のとおりです。

運動負荷心電図は、階段昇降やルームランナーなどで運動しながら検査する心電図です。

虚血性心疾患や不整脈の発見に有用です。

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