第二種衛生管理者の過去問 令和5年4月公表 労働衛生 問8
この過去問の解説 (3件)
食中毒に関しての問題です。
正しい選択肢です。
食物に付着した細菌により産生された毒素によって起こる食中毒は、毒素型食中毒と呼ばれ、黄色ブドウ球菌やボツリヌス菌による食中毒がこれに当たります。
正しい選択肢です。
サルモネラ菌による食中毒の主な原因は、加熱が十分でない肉や魚などによるものです。
鶏卵も原因の一つとなり得ます。
腸炎ビブリオ菌は、熱に弱く、100℃では数分で死滅し、4℃以下ではほとんど増殖しません。
よって、誤った選択肢です。
正しい選択肢です。
また、ボツリヌス菌の毒素は熱に強く、長時間加熱でも完全に死滅させることは困難です。
正しい選択肢です。
ノロウイルスは、煮沸消毒や塩素系の消毒剤による消毒が有効です。
食中毒に関する問題は頻出されますが、出題パターンは多くありません。
確実に覚えて得点源にしましょう。
食中毒に関する問題です。
設問の通りです。
黄色ブドウ球菌は人の皮膚や、鼻、口の中にいる菌。食品に付着をして菌が増殖する際に生じる毒素により発症します。この毒素は熱に強く、加熱をしても食中毒を防ぐことは困難です。
設問の通りです。
サルモネラ菌は十分に加熱をしていない卵・肉・魚が原因となって食中毒を発症します。
この菌は乾燥に強く、熱に弱い特徴があるのでよく加熱調理をしましょう。
誤りです。
×熱に強い→〇熱に弱い
腸炎ビブリオ菌は生魚や貝などの魚介類が原因となり発症する食中毒です。
真水や熱に弱いという特徴があります。
設問の通りです。
ボツリヌス菌は缶詰や真空パックなど低酸素状態におかれると、食品内で増殖をして毒素が産生されます。非常に強い毒素であり、自然界の毒素の中では最強とも言われており筋肉の麻痺症状を起こします。
設問の通りです。
ノロウイルスは熱に弱いので、煮沸消毒が有効です。また、塩素系の消毒剤も効果的です。
食中毒を引き起こす菌や、その特徴を自分で表などで整理して覚えましょう。
食中毒に関する問題です。
食中毒については、原因となる食品、毒素型か感染型か、
失活に有効な方法等について表にまとめておくとよいでしょう。
では、選択肢をみていきましょう。
正しいです。文のとおりです。
食品内で原因菌が増殖する際に毒素を産生し、
その毒素を食品とともに摂取することによって食中毒になるものや
食品についた菌が生体内で増殖する際に毒素を発生し
病気を引き起こすものを「毒素型」、
食品内で一定菌数以上に増殖した原因菌を摂取し、
腸管内で感染することによって発症するものを「感染型」といいます。
黄色ブドウ球菌以外の毒素型の細菌には、ボツリヌス菌、セレウス菌などがあります。
正しいです。文のとおりです。
補足事項として、
サルモネラ菌は「感染型」です。
他に感染型の細菌には、腸炎ビブリオ菌、病原性大腸菌、ウエルシュ菌などがあります。
誤りです。
腸炎ビブリオ菌は熱に弱いです。
海水中や海泥中にいて、魚介類に付着し、
腸炎ビブリオ菌の付着した魚介類を食べることで食中毒になります。
塩分を好むため、真水にも弱いです。
正しいです。文のとおりです。
正しいです。文のとおりです。
ノロウイルスはアルコール消毒では失活化しません。
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