第二種衛生管理者の過去問
令和5年4月公表
労働生理 問3

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問題

第二種 衛生管理者試験 令和5年4月公表 労働生理 問3 (訂正依頼・報告はこちら)

下の図は、脳などの正中縦断面であるが、図中に示すAからEの部位に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
問題文の画像
  • Aは、大脳皮質の前頭葉で、運動機能中枢、運動性言語中枢及び精神機能中枢がある。
  • Bは、小脳で、体の平衡を保つ中枢がある。
  • Cは、大脳皮質の後頭葉で、視覚中枢がある。
  • Dは、延髄で、呼吸運動、循環器官・消化器官の働きなど、生命維持に重要な機能の中枢がある。
  • Eは、間脳の視床下部で、自律神経系の中枢がある。

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この過去問の解説 (3件)

01

脳などの部位や機関に関する問題です。

選択肢2. Bは、小脳で、体の平衡を保つ中枢がある。

Bは脳梁で、頭の中心にあり、左右の大脳を繋ぐはたらきがあります。

よって、誤った選択肢です。

まとめ

労働生理は全般的に出題パターンがある程度決まっています。

過去問をしっかりとやり込むことが一番の対策です。

参考になった数50

02

脳に関する労働生理の問題です。

部位の名称、場所、役割はどれも大切ですのでよく整理をしておきましょう。

選択肢1. Aは、大脳皮質の前頭葉で、運動機能中枢、運動性言語中枢及び精神機能中枢がある。

設問の通りです。

大脳皮質の前頭葉は中心よりも前方にある広い部分。運動機能中枢、運動制限後中枢及び精神機能中枢があります。

選択肢2. Bは、小脳で、体の平衡を保つ中枢がある。

誤りです。

×小脳→〇脳梁

脳梁は左右の大脳半球をつなぐ繊維の束です。この脳梁を介して左右の大脳が情報連絡を行っています。

選択肢3. Cは、大脳皮質の後頭葉で、視覚中枢がある。

設問の通りです。

大脳皮質の後頭葉は後ろ側にある部分。視覚中枢があります。

選択肢4. Dは、延髄で、呼吸運動、循環器官・消化器官の働きなど、生命維持に重要な機能の中枢がある。

設問の通りです。

延髄は脳幹の一部で、生命維持に重要な呼吸、嘔吐、嚥下、消化、心拍数などの調節を担っています。

選択肢5. Eは、間脳の視床下部で、自律神経系の中枢がある。

設問の通りです。

視床下部は間脳に位置し、内分泌や自律機能の中枢を担っています。

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03

脳の解剖図とそれぞれの名称、はたらきに関する問題です。

選択肢をみていきましょう。

選択肢1. Aは、大脳皮質の前頭葉で、運動機能中枢、運動性言語中枢及び精神機能中枢がある。

正しいです。文のとおりです。

選択肢2. Bは、小脳で、体の平衡を保つ中枢がある。

誤りです。Bは脳梁(のうりょう)です。

右脳と左脳の連絡路のような役割をしています。

文中の小脳の位置は図CとDの間です。

はたらきに関する説明は正しいです。

小脳は、運動機能の調節、平衡・眼球運動の調節を行います。

選択肢3. Cは、大脳皮質の後頭葉で、視覚中枢がある。

正しいです。文のとおりです。

選択肢4. Dは、延髄で、呼吸運動、循環器官・消化器官の働きなど、生命維持に重要な機能の中枢がある。

正しいです。文のとおりです。

選択肢5. Eは、間脳の視床下部で、自律神経系の中枢がある。

正しいです。文のとおりです。

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