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第二種衛生管理者の過去問 令和5年10月公表 労働衛生 問9

問題

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食中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
   1 .
感染型食中毒は、食物に付着した細菌そのものの感染によって起こる食中毒で、サルモネラ菌によるものがある。
   2 .
赤身魚などに含まれるヒスチジンが細菌により分解されて生成されるヒスタミンは、加熱調理によって分解する。
   3 .
エンテロトキシンは、フグ毒の主成分で、手足のしびれや呼吸麻痺(ひ)を起こす。
   4 .
カンピロバクターは、カビの産生する毒素で、腹痛や下痢を起こす。
   5 .
ボツリヌス菌は、缶詰や真空パックなど酸素のない密封食品中でも増殖するが、熱には弱く、60℃、10分間程度の加熱で殺菌することができる。
( 第二種 衛生管理者試験 令和5年10月公表 労働衛生 問9 )
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この過去問の解説 (1件)

3

食中毒に関する問題です。

 

食中毒については、原因となる食品、毒素型か感染型か、
失活に有効な方法等について、表にまとめておくとよいでしょう。

 

では、選択肢をみていきましょう。

選択肢1. 感染型食中毒は、食物に付着した細菌そのものの感染によって起こる食中毒で、サルモネラ菌によるものがある。

正しいです。文のとおりです。

 

食品内で一定菌数以上に増殖した原因菌を摂取し、
腸管内で感染することによって発症するものを「感染型」、
食品内で原因菌が増殖する際に毒素を産生し、
その毒素を食品とともに摂取することによって
食中毒になるものや食品についた菌が生体内で増殖する際に
毒素を発生し病気を引き起こすものを「毒素型」といいます。

 

サルモネラ菌以外で、代表的な感染型のものとして、
腸炎ビブリオ菌、病原性大腸菌、ウエルシュ菌などがあります。

選択肢2. 赤身魚などに含まれるヒスチジンが細菌により分解されて生成されるヒスタミンは、加熱調理によって分解する。

誤りです。

「ヒスタミンは、加熱調理によって分解する」の部分が誤りです。
ヒスタミンは熱に安定的で、一度生成されると調理工程で除去されません。

選択肢3. エンテロトキシンは、フグ毒の主成分で、手足のしびれや呼吸麻痺(ひ)を起こす。

誤りです。

エンテロトキシンはブドウ球菌の毒素で、急性胃腸炎症状を引き起こします。

フグ毒の主成分はテトロドトキシンです。

選択肢4. カンピロバクターは、カビの産生する毒素で、腹痛や下痢を起こす。

誤りです。

カンピロバクターは家畜や家禽類の常在菌です。

鶏肉の加熱不足などによって生じます。

選択肢5. ボツリヌス菌は、缶詰や真空パックなど酸素のない密封食品中でも増殖するが、熱には弱く、60℃、10分間程度の加熱で殺菌することができる。

誤りです。

選択肢文後半の
「熱には弱く、60℃、10分間程度の加熱で殺菌することができる」
の部分が誤りです。
 

ボツリヌス菌は芽胞状態では熱に強く、100℃程度では死滅しません。
ボツリヌス毒素は熱に弱く、80℃で 30分、
100℃なら10分程度で危険度が下がると言われています。

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