第二種衛生管理者の過去問
令和5年10月公表
労働衛生 問8
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問題
第二種 衛生管理者試験 令和5年10月公表 労働衛生 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
脳血管障害及び虚血性心疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- 虚血性の脳血管障害である脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳血栓症と、心臓や動脈壁の血栓が剥がれて脳血管を閉塞する脳塞栓症に分類される。
- くも膜下出血は、通常、脳動脈瘤(りゅう)が破れて数日後、激しい頭痛で発症する。
- 虚血性心疾患は、冠動脈による心筋への血液の供給が不足したり途絶えることにより起こる心筋障害である。
- 心筋梗塞では、突然激しい胸痛が起こり、「締め付けられるように痛い」、「胸が苦しい」などの症状が、1時間以上続くこともある。
- 運動負荷心電図検査は、虚血性心疾患の発見に有用である。
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この過去問の解説 (3件)
01
脳血管障害と虚血性心疾患に関する問題です。
どちらの疾患も日本人の死因上位にある疾患です。
基本的な特徴を捉えておきましょう。
では、選択肢をみていきましょう。
正しいです。文のとおりです。
脳血管障害には脳出血などの出血を原因とするものと、
本選択肢で解説している虚血を原因とするものとがあります。
虚血とは血管が血液を送っている組織や細胞に
血液が十分に供給されない状態を指します。
誤りです。
文中の「数日後」の部分が誤りで、正しくは「直後」です。
正しいです。文のとおりです。
虚血とは血管が血液を送っている組織や細胞に
血液が十分に供給されない状態を指します。
虚血性心疾患には大きく「心筋梗塞」と「狭心症」とがあります。
正しいです。文のとおりです。
症状が一時的で自然におさまるものが「狭心症」です。
正しいです。文のとおりです。
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02
脳血管障害及び虚血性心疾患に関する問題です。過重労働が原因として、り患するケースがあります。
脳梗塞は、①頸の動脈や頭蓋内の動脈が硬化(動脈硬化性病変)して閉塞する「脳血栓症」と②心臓や動脈壁の血栓などが剥がれて脳血管を閉塞する「脳塞栓症」の2種類があります。
よって、本選択肢の内容は正しいです。
くも膜下出血は、脳動脈瘤が破れて「数日後」ではなく、「直後に」発症し、激しい頭痛を伴います。
よって、本選択肢の内容は誤りです。
虚血性心疾患は、心筋に血液を送る役割がある冠動脈が、動脈硬化の影響などにより狭くなり、血液の供給不足などが原因となって発症する心筋障害のことです。
よって、本選択肢の内容は正しいです。
心筋梗塞は、激しい痛みが長く続き、短時間では回復しないという特性があります。
よって、本選択肢の内容は正しいです。
運動負荷心電図検査は、虚血性心疾患など安静にしていると発見されにくい疾患に効果的です。
よって、本選択肢の内容は正しいです。
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03
脳血管障害及び虚血性心疾患に関する各選択肢の記述が正しいかどうかを確認していきます。
正しいです。
選択肢の説明文の通りです。
誤りです。
くも膜下出血は、通常、脳動脈瘤(りゅう)が破れた直後、激しい頭痛で発症します。
正しいです。
選択肢の説明文の通りです。
正しいです。
選択肢の説明文の通りです。
正しいです。
選択肢の説明文の通りです。
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