第二種衛生管理者の過去問
令和6年4月公表
関係法令 問8

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問題

第二種 衛生管理者試験 令和6年4月公表 関係法令 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

事務室の空気環境の調整に関する次の文中の[   ]内に入れるA及びBの数値の組合せとして、法令上、正しいものはどれか。

① 空気調和設備又は機械換気設備を設けている場合は、室に供給される空気が、1気圧、温度25℃とした場合の当該空気中に占める二酸化炭素の含有率が100万分の[ A ]以下となるように、当該設備を調整しなければならない。

② ①の設備により室に流入する空気が、特定の労働者に直接、継続して及ばないようにし、かつ、室の気流を[ B ]m/s以下としなければならない。
  • A:1,000  B:0.3
  • A:1,000  B:0.5
  • A:2,000  B:0.3
  • A:2,000  B:0.5
  • A:2,000  B:1

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この過去問の解説 (2件)

01

事務室の空気環境についての問題です。以下に空気環境についてまとめます。

また、「ppm」という単位は、「100万分の~」という意味であることも知っておきましょう。

 

【室内の空気環境】

・一酸化炭素:50ppm以下

・二酸化炭素:5000ppm以下

 

【空調設備からの空気環境】

・一酸化炭素:10ppm以下

・二酸化炭素:1000ppm以下

・粉じん:0.15mg/m3以下

・ホルムアルデヒド:0.1mg/m3以下

・気流:0.5m/s以下

 

【燃焼機器からの空気環境】

・一酸化炭素:50ppm以下

・二酸化炭素:5000ppm以下

選択肢1. A:1,000  B:0.3

誤りです。

選択肢2. A:1,000  B:0.5

正しいです。

選択肢3. A:2,000  B:0.3

誤りです。

選択肢4. A:2,000  B:0.5

誤りです。

選択肢5. A:2,000  B:1

誤りです。

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02

事務所の衛生状態に関する問題です。

事務所の衛生のうち、空調による調整には、(事務所衛生基準規則第5条「空気調和設備等による調整」)に規定があります。

条文の最初には、「空気調和設備又は機械換気設備を設けたときは、室に供給される空気が、次の各号に適合するように、当該設備を調整すること。」とあります。

 

次の各号が、問題の内容です。次の各号の内容を簡単に表にすると、次のようになります。

項目条件規定値備考
浮遊粉じん量最下端記載0.15 mg以下
一酸化炭素10/100万 以下
一酸化炭素

外気が汚染されて

いる場合

20/100万 以下

規定が困

難なため

二酸化炭素1000/100万 以下

ホルムアルデヒド

の量

最下端記載0.1 mg以下
部屋の気流0.5 m/s以下

労働者

保護

部屋の気温

空調を設けている

場合

18℃以上28℃以下
部屋の湿度同上40%以上70%以下

条件:浮遊粉じん量とホルムアルデヒドの量は、1気圧、25℃場合の

当該空気1m3中に含まれる量とする。

選択肢1. A:1,000  B:0.3

Bは0.5のため誤りです。

選択肢2. A:1,000  B:0.5

表に合わせると、Aは1000、Bは0.5 となります。

選択肢3. A:2,000  B:0.3

A、Bともに誤りです。

選択肢4. A:2,000  B:0.5

Aは誤りです。

選択肢5. A:2,000  B:1

A、Bともに誤りです。

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