第二種衛生管理者の過去問
令和6年4月公表
労働衛生 問7

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この過去問の解説 (3件)

01

脳血管障害及び虚血性心疾患に関する問題です。

内容を整理しておきましょう。

選択肢1. 脳血管障害は、脳の血管の病変が原因で生じ、出血性病変、虚血性病変などに分類される。

正しいです。

記述のとおりです。

選択肢2. 出血性の脳血管障害は、脳表面のくも膜下腔(くう)に出血するくも膜下出血、脳実質内に出血する脳出血などに分類される。

正しいです。

記述のとおりです。

選択肢3. くも膜下出血は、通常、脳動脈瘤(りゅう)が破れて数日後に発症し、激しい頭痛を伴う。

誤りです。

くも膜下出血は急激に激しい 痛みがあります。

選択肢4. 虚血性心疾患は、心筋の一部分に可逆的な虚血が起こる狭心症と、不可逆的な心筋壊(え)死が起こる心筋梗塞とに大別される。

正しいです。

記述のとおりです。

選択肢5. 心筋梗塞では、突然激しい胸痛が起こり、「締め付けられるように痛い」、「胸が苦しい」などの症状が、1時間以上続くこともある。

正しいです。

記述のとおりです。

参考になった数13

02

脳血管障害及び虚血性心疾患に関する問題です。

選択肢1. 脳血管障害は、脳の血管の病変が原因で生じ、出血性病変、虚血性病変などに分類される。

脳血管障害は、出血性病変、虚血性病変などに分類されます。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

なお、「出血性病変」とは、頭蓋内部の血管から出血(脳出血)する症状いいます。一方、「虚血性病変」とは、血管が詰まって脳の細胞に栄養素や酸素が届かなくなり細胞が死亡する症状をいいます。

選択肢2. 出血性の脳血管障害は、脳表面のくも膜下腔(くう)に出血するくも膜下出血、脳実質内に出血する脳出血などに分類される。

出血性の脳血管障害は、出血が起きる場所で分類されます。脳表面のくも膜下腔に出血する「くも膜下出血」や脳実質内に出血する「脳出血」などがあります。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

選択肢3. くも膜下出血は、通常、脳動脈瘤(りゅう)が破れて数日後に発症し、激しい頭痛を伴う。

くも膜下出血の症状としては、急激で激しい頭痛が特徴的です。数日後の発症ではありません。

よって、本選択肢の内容は誤りです。

選択肢4. 虚血性心疾患は、心筋の一部分に可逆的な虚血が起こる狭心症と、不可逆的な心筋壊(え)死が起こる心筋梗塞とに大別される。

虚血性心疾患は、狭心症(心筋の一部分に可逆的虚血が起きている症状)と、心筋梗塞(不可逆的な心筋壊死が起きている症状)とに大別されます。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

選択肢5. 心筋梗塞では、突然激しい胸痛が起こり、「締め付けられるように痛い」、「胸が苦しい」などの症状が、1時間以上続くこともある。

心筋梗塞では、突然激しい胸痛が起こり、1時間以上痛みが続くこともあります。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

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03

脳血管障害および虚血性心疾患の分野では、出題パターンが限られています。何度も解いて問題に慣れましょう。

選択肢1. 脳血管障害は、脳の血管の病変が原因で生じ、出血性病変、虚血性病変などに分類される。

正しいです。

選択肢2. 出血性の脳血管障害は、脳表面のくも膜下腔(くう)に出血するくも膜下出血、脳実質内に出血する脳出血などに分類される。

正しいです。

選択肢3. くも膜下出血は、通常、脳動脈瘤(りゅう)が破れて数日後に発症し、激しい頭痛を伴う。

誤りです。

脳動脈瘤が破れた時点で、くも膜下出血です。出血量にもよりますが、激しい頭痛や意識障害を伴います。

選択肢4. 虚血性心疾患は、心筋の一部分に可逆的な虚血が起こる狭心症と、不可逆的な心筋壊(え)死が起こる心筋梗塞とに大別される。

正しいです。

選択肢5. 心筋梗塞では、突然激しい胸痛が起こり、「締め付けられるように痛い」、「胸が苦しい」などの症状が、1時間以上続くこともある。

正しいです。

狭心症の場合は、痛みは一般的に数分程度で治まります。

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