第二種衛生管理者の過去問
令和6年4月公表
労働衛生 問10

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問題

第二種 衛生管理者試験 令和6年4月公表 労働衛生 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

BMIに関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  • BMIは肥満や低体重(痩せ)の判定に用いられる指数で、この数値が大きいほど肥満の傾向があり、小さいほど痩せの傾向がある。
  • BMIを算出するには、腹囲の値が必要である。
  • BMIを算出するには、体脂肪率の値が必要である。
  • BMIは、内臓脂肪の重量と直線的な比例関係にある。
  • BMIによる肥満度の判定基準には、男性の方が女性より大きな数値が用いられる。

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この過去問の解説 (3件)

01

BMIに関する問題です。

内容を整理しておきましょう。

選択肢1. BMIは肥満や低体重(痩せ)の判定に用いられる指数で、この数値が大きいほど肥満の傾向があり、小さいほど痩せの傾向がある。

正しいです。

記述のとおりです。

選択肢2. BMIを算出するには、腹囲の値が必要である。

誤りです。

「身長」と「体重」の値が必要です。

選択肢3. BMIを算出するには、体脂肪率の値が必要である。

誤りです。

「身長」と「体重」の値が必要です。

選択肢4. BMIは、内臓脂肪の重量と直線的な比例関係にある。

誤りです。

「BMI」ではなく、「腹囲」の説明です。 

選択肢5. BMIによる肥満度の判定基準には、男性の方が女性より大きな数値が用いられる。

誤りです。

肥満度の判定基準は男女問わず同じ数値です。

参考になった数53

02

BMIの計算式は、以下の通りです。

 

BMI=体重[kg]÷(身長[m])2

選択肢1. BMIは肥満や低体重(痩せ)の判定に用いられる指数で、この数値が大きいほど肥満の傾向があり、小さいほど痩せの傾向がある。

正しいです。

18.5未満が「低体重(痩せ)」、18.5以上25未満が「普通体重」、25以上が「肥満」に分類されます。

選択肢2. BMIを算出するには、腹囲の値が必要である。

誤りです。

選択肢3. BMIを算出するには、体脂肪率の値が必要である。

誤りです。

選択肢4. BMIは、内臓脂肪の重量と直線的な比例関係にある。

誤りです。

計算式より、体重に比例し、身長の2乗に反比例します。

選択肢5. BMIによる肥満度の判定基準には、男性の方が女性より大きな数値が用いられる。

誤りです。

男女差はありません。

参考になった数24

03

BMIに関する問題です。

なお、BMIとは「Body Mass Index」の略で、体格を示す指数のことです。肥満度の評価を表す数値として国際的に用いられており、世界共通の指数となっています。

BMIは身長と体重の数値を以下の式に当てはめることによりて計算できます。
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

選択肢1. BMIは肥満や低体重(痩せ)の判定に用いられる指数で、この数値が大きいほど肥満の傾向があり、小さいほど痩せの傾向がある。

BMI数値が大きいほど肥満の傾向があり、小さいほど痩せの傾向があるといえます。

よって、本選択肢の内容は正しいです。

選択肢2. BMIを算出するには、腹囲の値が必要である。

腹囲の値は不要です。

よって、本選択肢の内容は誤りです。

選択肢3. BMIを算出するには、体脂肪率の値が必要である。

体脂肪率の値は不要です。

よって、本選択肢の内容は誤りです。

選択肢4. BMIは、内臓脂肪の重量と直線的な比例関係にある。

内臓脂肪の重量と直線的な比例関係にありません。

よって、本選択肢の内容は誤りです。

選択肢5. BMIによる肥満度の判定基準には、男性の方が女性より大きな数値が用いられる。

男女の差は影響ありません。

よって、本選択肢の内容は誤りです。

参考になった数22