第二種電気工事士の過去問
平成30年度下期
一般問題 問19
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問題
第二種 電気工事士試験 平成30年度下期 一般問題 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
単相100Vの屋内配線工事における絶縁電線相互の接続で、不適切なものは。
- 絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分被覆した。
- 電線の電気抵抗が10%増加した。
- 終端部を圧着接続するのにリングスリーブ(E形)を使用した。
- 電線の引張強さが15%減少した。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.正しいです。接続部分は、接続された電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので絶縁加工しなければなりません。
2.誤りです。電線の電気抵抗が増加しないように、電線を接続する必要があります。
3.正しいです。終端部を接続する場合は、ロウ付けによる直接接続による方法、もしくは、リングスリーブ、コネクタ類による方法があります。
4.正しいです。電線の引張強さは20%以上減少させなければ問題ありません。
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02
電線の接続では電気抵抗を少しでも増加させないことが条件となっています。
補足として、4の電線の引張強さは20%以上減少させてはいけません。
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03
正解は2です。
この問題は出題科目「電気工事の施工方法」からの出題です。
この問題では下記の知識を求められています。
<必要知識>
◯電線の接続規定を暗記している。
電気設備技術基準の電技解釈第12条で、電線の接続方法の規定が詳しく記載されています。
電気工事で電線の接続が正しく出来なければ、あとあと様々なトラブルを引き起こしますので注意しましょう。
筆記試験で主に問われるのは、基本の下記4点です。
・電線の接続部分をその電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分に被膜する。
・電線の電気抵抗を増加させない。
・接続には接続管やその他の器具を使用、または半田付けをする。
・電線の引張強さを20[%]以上減少させない。
それでは上記の必要知識を使って問題を解いていきます。
解答1は絶縁電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分被覆しているため適切です。
解答2は電線の電気抵抗は増加させてはいけないため不適切です。
解答3は電線の接続にリングスリーブを使用しているため適切です。
解答4は電線の引張強さを20[%]以上減少させていないため適切です。
よって正解は2になります。
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