第二種電気工事士の過去問
平成30年度下期
一般問題 問23
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問題
第二種 電気工事士試験 平成30年度下期 一般問題 問23 (訂正依頼・報告はこちら)
低圧屋内配線工事で、600Vビニル絶縁電線を金属管に収めて使用する場合、その電線の許容電流を求めるための電流減少係数に関して、同一管内の電線数と電線の電流減少係数との組合せで、誤っているものは。ただし、周囲温度は30°C以下とする。
- 2本 0.80
- 4本 0.63
- 5本 0.56
- 6本 0.56
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この過去問の解説 (3件)
01
同一管内の電線数と電線の電流減少係数の正しい組み合わせを以下に示します。
(同一管内の電線数)→(電流減少係数)
1本~3本 →0.70
4本 →0.63
5本~6本 →0.56
7本~ →0.49
したがって、1番の「2本→0.80」の組み合わせが誤りであることがわかります。したがって1番が正解となります。
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02
同一管内の電線の本数が3本以下の場合、電流減少係数は0.70と定められています。
<補足>
・電線本数4本の場合、電流減少係数=0.63
・電線本数5~6本の場合、電流減少係数=0.56
・電線本数7~15本の場合、電流減少係数=0.49
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03
正解は1です。
この問題は出題科目「配電理論及び配線設計」からの出題です。
この問題では下記の知識を求められています。
<必要知識>
◯絶縁電線の本数ごとの電流減少係数を暗記している。
同一管内の電線数に対する電流減少係数は、
・3本以下なら電流減少係数は0.70。
・4本なら電流減少係数は0.63。
・5本~6本なら電流減少係数は0.56。
絶縁電線を数本束ねて施設する際は、放熱しにくい管内で、電線が発熱し温度上昇を引き起こすため、その分、電線1本分の許容電流値を下げ、発熱による温度上昇を防ぐ必要があります。この許容電流値を計算するために電流減少係数を暗記することは重要です。
それでは上記の必要知識を使って問題を解いていきます。
解答1は3本以下なら電流減少係数は0.70のため誤っています。
解答2は4本なら電流減少係数は0.63のため正しいです。
解答3は5本~6本なら電流減少係数は0.56のため正しいです。
解答4は5本~6本なら電流減少係数は0.56のため正しいです。
よって正解は1になります。
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