第二種電気工事士の過去問
平成30年度下期
一般問題 問24
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問題
第二種 電気工事士試験 平成30年度下期 一般問題 問24 (訂正依頼・報告はこちら)
アナログ式回路計(電池内蔵)の回路抵抗測定に関する記述として、誤っているものは。
- 回路計の電池容量が正常であることを確認する。
- 抵抗測定レンジに切り換える。被測定物の概略値が想定される場合は、測定レンジの倍率を適正なものにする。
- 赤と黒の測定端子(テストリード)を短絡し、指針が0Ωになるよう調整する。
- 被測定物に、赤と黒の測定端子(テストリード)を接続し、その時の指示値を読む。なお、測定レンジに倍率表示がある場合は、読んだ指示値を倍率で割って測定値とする。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.正しいです。電池容量が正常でなければ、回路計の電源を入れることができません。
2.正しいです。回路計には、電圧、電流、抵抗測定などの機能がついています。「抵抗測定レンジに切り換える」とは、抵抗測定モードに切り替えるという意味です。また、抵抗測定モードにも数種類あり、測定できる抵抗値の範囲で、モードが分けられています。(0Ω~10Ωのモード、0Ω~1000Ωのモードといった感じです。)これが、「測定レンジの倍率」のことです。ゆえに、最初から測定する抵抗値がだいたいわかっているならば、その抵抗値が含まれるような倍率(モード)にすればよいのです。
※ここでは、わかりやすくするために「モード」という言葉を用いましたが、一般的にはこのような呼び方はされません。
3.正しいです。赤と黒の測定端子(テストリード)を短絡させると、端子間の抵抗値は0Ωになるはずです。ゆえに、このとき0Ωが表示されるように回路計を調整するのです。
4.誤りです。「読んだ指示値を倍率で割って測定値とする。」とありますが、正しくは「読んだ指示値に倍率をかけて測定値とする。」です。
したがって、正解は4番です。
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02
正解は4です。
この問題は出題科目「一般用電気工作物の検査方法」からの出題です。
この問題では下記の知識を求められています。
<必要知識>
◯アナログ式回路計(電池内蔵)の使い方を理解している。
アナログ式回路計の使い方は、
・使用前に電池容量が正常か確認し、電池不足て測定値がブレないようにする。
・回路計は電圧、電流、抵抗を測定できるため、抵抗測定の時はレンジを抵抗測定レンジに切り替え、想定される抵抗値の測定レンジに設定する。
・使用前に端子同士を接触させショートし零点調整する。
・測定レンジの倍率表示がある場合は、測定値にその倍率をかける。
それでは上記の必要知識を使って問題を解いていきます。
解答1は使用前に電池容量が正常か確認するため正しいです。
解答2は抵抗測定時は、測定モードを抵抗測定レンジに切り替えるため正しいです。
解答3は使用前に端子同士を接触させショートし零点調整するため正しいです。
解答4は測定レンジの倍率表示がある場合は、測定値にその倍率をかけるため、誤っています。
よって正解は4になります。
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03
測定レンジに倍率表示がある場合は、読んだ指示値に倍率を掛け合わせて測定値とします。
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