第二種電気工事士の過去問
平成30年度下期
配線図 問34

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問題

第二種 電気工事士試験 平成30年度下期 配線図 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

図は、鉄骨軽量コンクリート造店舗平屋建の配線図である。この図に関する次の各問いには4通りの答えが書いてある。それぞれの問いに対して、答えを1つ選びなさい。
配線図

【注意】
1.屋内配線の工事は、特記のある場合を除き600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
2.屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
3.漏電遮断器は、定格感度電流30mA、動作時間0.1秒以内のものを使用している。
4.選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C0303:2000 構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
5.電灯分電盤及び動力分電盤の外箱は金属製である。
6.ジョイントボックスを経由する電線は、すべて接続箇所を設けている。
7.3路スイッチの記号「0」の端子には、電源側又は負荷側の電線を結線する。

④で示す部分に使用するコンセントの極配置(刃受)は。
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この過去問の解説 (3件)

01

図記号に関する問題です。

配線図中の④は「E 20A」という添え字があることから、20A接地極付コンセントを表しています。また、このコンセントは電灯分電盤の100V20Aの過負荷保護付漏電遮断器に接続されていることから、定格電圧は100Vであることがわかります。ゆえに、④は単相100V20Aの接地極付コンセントであることがわかります。ゆえに正解は4番です。

【補足】
1番は単相200V20Aの接地極付コンセントです。
2番は単相100V15Aの接地極付コンセントです。
3番は単相200V15Aの接地極付コンセントです。
4番は単相100V20Aの接地極付コンセントです。

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02

「4」が正答です。

定格電流が20A以上、または定格電圧が250V以上の場合は、図記号にそれぞれ定格電流と定格電圧を記載します。

この図記号では20Aの記載があり、定格電流が20A。定格電圧の記載はないため、電圧は100Vであることが分かります。
また、Eは接地極付きコンセントを表すため、この図記号は、単相100V20A接地極付きコンセントであることが分かります。

従って、コンセントの極配置(刃受)は4が正しいと分かります。

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03

正解は4です。

この問題は出題科目「配線図」からの出題です。

この問題では下記の知識を求められています。

<必要知識>

◯コンセントの刃受け形状の種類ごとの配電方式と容量を暗記している。

コンセントの刃受形状の種類は多いため、刃受形状ごとの配電方式、

及び定格電流値は暗記し、区別できるようにしましょう。

コンセントの刃受形状は、右側の刃受形状が

配電方式(単相100V、単相200V)を示し、左側の刃受形状は定格電流を示しています。

接地極が付いている場合は、左右の刃受形状の下に接地極の刃受があります。

図面の④のコンセントは接地極付き定格電流20Aのコンセントです。

その配電方式は分電盤の「i」から定格電圧100V、定格電流20Aの過負荷保護付漏電遮断器に接続されているので、単相3線式100Vになります。

よって④のコンセントの刃受形状は、下記の内容を選択します。

・右側の刃受形状⇨単相100V(縦穴)

・左側の刃受形状⇨定格電流20A

(L字形状、単相100Vで15Aと20A兼用はT字形状)

・左右の刃受形状の下⇨接地極の刃受あり

それでは上記の必要知識を使って問題を解いていきます。

解答1は右側の刃受形状が横穴のため単相200Vを示しているため間違っています。

解答2は右側の刃受形状が縦穴のため単相100Vですが、左側の刃受形状が定格電流15Aを示しているため間違っています。

解答3は右側の刃受形状が横穴のため単相200V、かつ左側の刃受形状が定格電流15Aを示しているため間違っています。

解答4は右側の刃受形状が縦穴のため単相100V、左側の刃受形状がL字のため定格電流20Aを示し、左右の刃受形状の下に接地極の刃受があるため正解です。

よって正解は4になります。

参考になった数4