第二種電気工事士の過去問
平成30年度下期
配線図 問35

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問題

第二種 電気工事士試験 平成30年度下期 配線図 問35 (訂正依頼・報告はこちら)

図は、鉄骨軽量コンクリート造店舗平屋建の配線図である。この図に関する次の各問いには4通りの答えが書いてある。それぞれの問いに対して、答えを1つ選びなさい。
配線図

【注意】
1.屋内配線の工事は、特記のある場合を除き600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
2.屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
3.漏電遮断器は、定格感度電流30mA、動作時間0.1秒以内のものを使用している。
4.選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C0303:2000 構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
5.電灯分電盤及び動力分電盤の外箱は金属製である。
6.ジョイントボックスを経由する電線は、すべて接続箇所を設けている。
7.3路スイッチの記号「0」の端子には、電源側又は負荷側の電線を結線する。

⑤で示す部分の配線で(VE28)とあるのは。
  • 外径28mmの硬質塩化ビニル電線管である。
  • 外径28mmの合成樹脂製可とう電線管である。
  • 内径28mmの硬質塩化ビニル電線管である。
  • 内径28mmの合成樹脂製可とう電線管である。

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この過去問の解説 (3件)

01

「3」が正答です。

電線管の種類を表す記号がVE、電線管の太さを表す数字が28となります。

VEは硬質塩化ビニル電線管を表します。
また、電線管の太さを表す数字が奇数の場合は外径、偶数の場合は内径を表します。
従って28は偶数のため、内径を表します。

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02

電線管の種類に関する問題です。

「VE28」のうち、「VE」は硬質塩化ビニル電線管を意味します。そして、「28」は内径(mm)を表します。したがって正解は3番となります。

【補足】
ちなみに、合成樹脂製可とう電線管には難燃性の「PF管」と、そうではない「CD管」があります。

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03

正解は3です。

この問題は出題科目「電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具」からの出題です。

この問題では下記の知識を求められています。

<必要知識>

◯電気工事で使用する絶縁電線の種類、記号、内径・外径表記を暗記している。

電線管類の表記は電線管のアルファベット記号の後ろに太さが数字で記載されます。(ただし薄鋼電線管のアルファベット記号はありません)

また内径・外径表記の区分けは、

・外径表記(外径に近い奇数値を記載):薄鋼電線管、ねじなし菅

・内径表記(内径に近い偶数値を記載):硬質塩化ビニル電線管、合成樹脂製可とう電線管

図面から駐車場の屋外灯に使用されている⑤は600V 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(太さ5.5mm、2心)が内径28mmの硬質塩化ビニル電線管に通されています。

よって正解は3になります。

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