第二種電気工事士の過去問
平成30年度下期
配線図 問43
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問題
第二種 電気工事士試験 平成30年度下期 配線図 問43 (訂正依頼・報告はこちら)
図は、鉄骨軽量コンクリート造店舗平屋建の配線図である。この図に関する次の各問いには4通りの答えが書いてある。それぞれの問いに対して、答えを1つ選びなさい。
配線図
【注意】
1.屋内配線の工事は、特記のある場合を除き600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
2.屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
3.漏電遮断器は、定格感度電流30mA、動作時間0.1秒以内のものを使用している。
4.選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C0303:2000 構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
5.電灯分電盤及び動力分電盤の外箱は金属製である。
6.ジョイントボックスを経由する電線は、すべて接続箇所を設けている。
7.3路スイッチの記号「0」の端子には、電源側又は負荷側の電線を結線する。
⑬で示す部分の配線工事で一般的に使用されることのない工具は。
配線図
【注意】
1.屋内配線の工事は、特記のある場合を除き600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
2.屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
3.漏電遮断器は、定格感度電流30mA、動作時間0.1秒以内のものを使用している。
4.選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C0303:2000 構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
5.電灯分電盤及び動力分電盤の外箱は金属製である。
6.ジョイントボックスを経由する電線は、すべて接続箇所を設けている。
7.3路スイッチの記号「0」の端子には、電源側又は負荷側の電線を結線する。
⑬で示す部分の配線工事で一般的に使用されることのない工具は。
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この過去問の解説 (3件)
01
配線図中の⑬の部分に「600V CV 5.5-2C(VE28)」と示されています。このうち、「VE」が、硬質塩化ビニル電線管を意味しています。つまり、硬質塩化ビニル電線管を用いた工事で、使われない工具を選べばよいのです。
では、選択肢の工具の名前と用途を思い出しましょう。
1.「パイプレンチ」という工具です。金属管やカップリングの固定をするときに使われます。
2.「合成樹脂管用カッタ」という工具です。合成樹脂管の切断に使います。
3.「合成樹脂管用面取器」という工具です。切断した合成樹脂管のバリ取りに使います。
4.「ガストーチランプ」という工具です。硬質塩化ビニル電線管の曲げ加工などに使われます。
硬質塩化ビニル電線管は、合成樹脂管のひとつであることから、1番が正解であることがわかります。
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02
配線図で当該箇所に「600V CV 5.5-2C(VE28)」と記載されていることから、硬質塩化ビニル電線管(VE)工事であることが分かります。
問題の各種工具の名称は以下通りです。
1.パイプレンチ
2.塩ビカッタ
3.面取り器
4.トーチバーナー
VE管の加工で、VE管を切断する塩ビカッタや切断面の面取り、VE管の曲げ作業でトーチバーナを使用します。
従って2~4は使用するため、「1」が使用しない工具となります。
1.パイプレンチは金属管を回す際に使用する工具です。
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03
正解は1です。
この問題は出題科目「電気機器・配線器具並びに電気工事用の
材料及び工具」からの出題です。
この問題では下記の知識を求められています。
<必要知識>
◯電線管の種類ごとの記号を暗記している。
◯電線管工事に使用する工具を理解している。
⑬の「VE28」は硬質塩化ビニル電線管を示しているため、硬質塩化ビニル電線管の工事に使用されないものを選択します。
解答1はパイプレンチでカップリングなどを取り付ける工具で金属管工事で使用するため正解です。
解答2は合成樹脂管用カッタで合成樹脂管の切断する工具で合成樹脂管工事で使用します。
VE管は合成樹脂管に属するため間違っています。
解答3は合成樹脂管用面取り器で切断した合成樹脂管のバリ取りの工具で合成樹脂管工事で使用します。VE管は合成樹脂管に属するため間違っています。
解答4はガストーチランプで合成樹脂管を曲げる工具で合成樹脂管工事で使用します。
VE管は合成樹脂管に属するため間違っています。
よって正解は1になります。
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