第二種電気工事士の過去問
平成31年度上期
配線図 問38

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問題

第二種 電気工事士試験 平成31年度上期 配線図 問38 (訂正依頼・報告はこちら)

図は、木造3階建住宅の配線図である。この図に関する次の各問いには4通りの答えが書いてある。それぞれの問いに対して、答えを1つ選びなさい。
配線図

【注意1】屋内配線の工事は、特記のある場合を除き600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
【注意2】屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
【注意3】漏電遮断器は、定格感度電流30mA、動作時間0.1秒以内のものを使用している。
【注意4】選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C 0303:2000 構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
【注意5】ジョイントボックスを経由する電線は、すべて接続箇所を設けている。
【注意6】3路スイッチの記号「0」の端子には、電源側又は負荷側の電線を結線する。

⑧で示す部分の小勢力回路で使用できる電線(軟銅線)の導体の最小直径[mm]は。
  • 0.8
  • 1.2
  • 1.6
  • 2

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この過去問の解説 (3件)

01

小勢力回路に関する問題です。

配線図中の⑧の部分は、押しボタンとチャイムをつなぐ電線(軟銅線)です。さらに、チャイムには小型変圧器が接続されているため、⑧の部分は使用電圧60V以下の小勢力回路であると考えられます。小勢力回路を屋内に設置する場合、直径0.8mm以上の電線(軟銅線)を使用しなければなりません。ゆえに正解は1番となります。

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02

正解は1です。

この問題は出題科目「配線図」からの出題です。

この問題では下記の知識を求められています。

<必要知識>

◯小勢力回路を理解している。

玄関のチャイムなどは変圧器を通して60V以下に電圧を降圧させて使用しています。

このように60V以下に降圧して使用する回路を小勢力回路といい、使用する電線の太さや種類が規定されています。

主な規定は下記になります。

・使用する電線の太さは直径0.8mm以上の軟銅線。

・架空施設の場合の電線の太さは直径1.2mm以上の硬銅線を使用。

それでは上記の必要知識を使って問題を解いていきます。

⑧の電線は玄関のチャイムと押しボタンスイッチを繋ぐ電線のため、使用する電線の太さは直径0.8mm以上の軟銅線になります。

よって正解は1になります。

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03

1:○
2:×
3:×
4:×

⑧の線の先の両端に音符のマークと黒丸があることから、黒丸は押しボタン、音符がチャイムであることが分かります。
チャイムには小型変圧器が接続されているため、小勢力回路の規定が適用されます。
また、この小勢力回路の電線は屋内での使用のため、直径0.8mm以上の軟銅線を使用することになります。
よって、正解は1となります。

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