第二種電気工事士の過去問
令和2年度下期 午前
配線図 問43

正解は1です。

指定のジョイントボックスに入る配線は、以下になります。

・分電盤からの電源線と図面左側のDL（カ）（1.6mm×3）

・図面上側のDL（オ）への配線（1.6mm×2）、

・スイッチ（オ）への配線（1.6mm×2）、

・図面右側のDL（カ）への配線（1.6mm×2）、

・外灯（キ）への配線（1.6mm×2）、

・スイッチ（カ・キ）への配線（1.6mm×3・・・本来４本だが１本を共通線として３本）、


そして接続箇所は、５箇所になります。

1:分電盤からの電源接地線・図面上側のDL（オ）への接地側線・図面右側のDL（カ）への接地側線・外灯（キ）への接地側線・・・４線用コネクタ

2:分電盤からの電源非接地線・スイッチ（カ・キ）への共通配線・スイッチ（オ）への非接地線・・・3線用コネクタ

3:図面右側のDL（カ）からの配線・図面左側のDL（カ）からの配線・スイッチ（カ）への配線・・・3線用コネクタ

4: 外灯（キ）への配線・スイッチ（キ）への配線・・・2線用コネクタ

5: 図面上側のDL（オ）への配線・図面上側のDL（オ）への配線・・・2線用コネクタ

上記の合計で、2線コネクタ×２　　３線コネクタ×２　　４線コネクタ×１　となります。

オ、カ、キの照明とスイッチがあり
複線図を書くと圧着箇所は５箇所になります。

それぞれのコネクタに挿す本数は
　電源から来てオ、カ、キの照明の白へつなぐ線→4本
　電源から来てオ、カとキのスイッチにつなぐ線→3本
　オのスイッチからオの照明につなぐ線→2本
　キのスイッチからキの照明につなぐ線→2本
　カのスイッチからカの照明につなぐ線→3本
　※カの照明は2箇所点灯のため、図の左側にも1本つなぐ必要がある

従って正解は1です

１：○
２：×
３：×
４：×

この問題は、13のジョイントボックス部分の複線図を描くと必要があります。

まず、分電盤からの接地線と外灯、DL、CLの接地線が繋がり、4本の結線となります。
続いて、DLとオのスイッチが繋がり、2本の結線ができあがります。
分電盤からの電源線がカとキのスイッチの共通配線、オのスイッチの電源線として繋がります。これらで3本の結線となります。

そして、外灯とキのスイッチをそれぞれ結線します。これで2本の結線ができます。
また、CLとカのスイッチには図の右側のカのDLとも接続されるため、3本結線となります。

以上をまとめると、接続箇所は4本が1つ、3本が2つ、2本が2つとなります。

よって、1が正解となります。