第二種電気工事士の過去問
令和3年度上期 午前
一般問題 問17

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問題

第二種 電気工事士試験 令和3年度上期 午前 一般問題 問17 (訂正依頼・報告はこちら)

写真に示す器具の名称は。
問題文の画像
  • 漏電警報器
  • 電磁開閉器
  • 配線用遮断器(電動機保護兼用)
  • 漏電遮断器

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は3です。

1の漏電警報器は、

漏電を検知すると警報を発するもので、

遮断機能はありません。外観が異なります。

2の電磁開閉器は、

マグネットスイッチなどと呼ばれているもので、

モーターなどの制御を行う開閉器です。

外観が異なります。

4の漏電遮断器は、

3の配線用遮断器(電動機保護兼用)とよく似ていますが、

これは漏電を検知し、回路を遮断する機能を持っています。

外観はよく似ていますが、こちらには漏電動作確認用の、

テストボタンが付いています。

ちなみに普通の配線用遮断器と配線用遮断器(電動機保護兼用)の

見分け方は、電動機の容量表示があるかないか になります。

こちらの写真のものは

200V 2.2kw相当 と容量の表示があるので、

電動機保護兼用のものとなります。

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02

正解は3です。

この問題は出題科目「配線図」からの出題です。

この問題では下記の知識を求められています。

<必要知識>

◯配線用遮断器(サーキットブレーカ)を区別できる。

遮断器(ブレーカ)には、漏電遮断器(漏電ブレーカ)、

配線用遮断器(サーキットブレーカ)、

電動機保護用配線用遮断器(モーターブレーカ)、

漏電警報付き、欠相保護付きなど数種類あります。

これらの遮断器の実物写真と名称、その用途は暗記し、

区別できるようにしましょう。

問題の写真から、この器具は右下に電動機の容量(200V 2.2kw相当)

記載されており、電動機保護用配線用遮断器(モーターブレーカ)になります。

この容量の記載は電動機保護用配線用遮断器(モーターブレーカ)の特徴です。

解答1の漏電警報器は、漏電時に回路は遮断せず警報のみを鳴らします。

器具に電動機の容量の記載はなく、写真の器具とは異なります。

解答2の電磁開閉器は、電動機の自動運転や遠隔操作のスイッチとして使用されます。

器具に電動機の容量の記載はなく、写真の器具とは異なります。

解答3の配線用遮断器(電動機保護兼用)は、その特徴の電動機の容量の記載があり正解です。

解答4の漏電遮断器は、器具にテストボタンや漏電時に回路が遮断されると

突出するボタンがあるのが特徴です。写真の器具にはこれらのボタンが無いため、写真の器具とは異なります。

よって正解は3になります。

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03

1の漏電警報機は零相変流器(ZCT)などの漏電を検出するもの、または漏電の際に警報を発するものです。

2の電磁開閉器は電磁接触器とサーマルリレーを組み合わせたもので、モーターなどを運転する際に入り切りし、過電流の際に発する高温を検出して出力を発するものです。

3の配線用遮断器はいわゆるブレーカーです。過電流の際に回路を遮断します。

4の漏電遮断器ははいわゆる漏電ブレーカーです。過電流に加えて、漏電でも回路を遮断します。

漏電で遮断した場合は、本体表面に黄色などの突起が出ます。また、感度電流(数mA)の記載があります。

写真の器具は漏電表示の突起がなく、感度電流の表示がないので、正解は3の配線用遮断器となります。

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