第二種電気工事士の過去問 令和3年度上期 午後 一般問題 問13
この過去問の解説 (3件)
正解は2です。
この問題は出題科目「電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具」からの出題です。
この問題では下記の知識を求められています。
<必要知識>
◯金属管工事で使用する工具を理解している。
それでは上記の必要知識を使って問題を解いていきます。
解答1は、ステープルが入っています。ステープルは木工、建築用のホッチキスのような道具タッカーの針のことで、コンクリート壁に金属管を取り付ける時には使用しません。
よって不正解です。
解答2は、電線管を壁に取り付けるサドル、コンクリート壁に穴を開けるための振動ドリル、コンクリートに木ねじを取り付けるためのカールプラグ、そして木ねじと全て揃っています。
よって正解です。
解答3は、解答1と同じでステープルが入っているため不正解です。
解答4は、ホルソが入っています。ホルソは鋼板などに穴を開けるための工具で、コンクリートには使用できません。よって不正解です。
正解は2になります。
正解は、 2 です。
コンクリート壁に金属管を取り付けるときに用いる材料及び工具の組合せを
答える問題です。選択肢ごとにみていきます。
選択肢1
[工具]
・ホルソ:壁などにドリルより大きい径の穴をあける際に使用する工具です。
ドリルに取付けて使用します。
・ハンマ:釘などを打つ工具です。
[材料]
・カールプラグ:コンクリート等の硬質壁に木ねじによって固定する
木ネジ固定用の穴のあいたアンカーの事です。
鉛製やプラスチック製の素材の物があります。
・ステープル:木材などの柱や壁などへVVFケーブルなどを固定する為に
使用する物です。コの字型をしていて、ケーブルを挟んでステープルを
ハンマで打ってケーブルを固定します。
◎解説
コンクリート壁に金属管を取り付けるときに、通常ホルソ、ステープルは
使用しません。ですから、選択肢1の組み合わせは、誤りです。
選択肢2
[工具]
・振動ドリル:コンクリートなどの硬いものに穴をあける際に使用する工具です。振動しながら回転し、穴をあけていきます。
[材料]
・サドル:金属管などを壁などに固定する際に使用する支持材です。
「Ω」のような形をしています。
・カールプラグ:※選択肢1参照の事。
・木ネジ:木材などにドライバーなどでねじ込んで固定するネジの事です。
◎解説
正しい組み合わせです。先ず、振動ドリルでコンクリート壁にサドル固定用の
穴をあけます。次に、木ネジ固定用のカールプラグを振動ドリルであけた穴に
ハンマで壁に打ち込みます。最後に金属管をサドルに挟み、カールプラグの穴に
木ネジでサドルを固定します。
選択肢3
[工具]
・タガネ:鉄板の切断やコンクリートを斫る(はつる)時に使用する工具です。
・ハンマ:※選択肢1参照の事。
[材料]
・コンクリート釘:コンクリートへ打ち込んで軽量物を固定する釘です。
・ステープル:※選択肢1参照の事。
◎解説
コンクリート壁に金属管を取り付けるときに、通常タガネやステープルは
使用しません。ですから、選択肢3の組み合わせは、誤りです。
選択肢4
[工具]
・ホルソ:※選択肢1参照の事。
・振動ドリル:※選択肢2参照の事。
[材料]
・ボルト:ネジの一種で、オスのボルトとメスのナットセットで締め付け固定
する物です。金属で構成される機械などで幅広く使用されています。
・サドル:選択肢2参照の事。
◎解説
コンクリート壁に金属管を取り付けるときに、通常ホルソやボルトは使用しません。
ですから、選択肢4の組み合わせは、誤りです。
よって、正解は、 2 です。
1:×
ホルソは、鋼板など板状の金属に穴をあけるときに使用するもので、コンクリート壁に金属管を取り付ける作業には使用しません。
よって、誤った組み合わせです。
2:○
いずれも金属管の切断及び曲げ作業に使用します。
正しい組合せです。
3:×
ステープルは、木材の壁などにケーブルを固定する際に使用するもので、コンクリート壁に金属管を取り付ける作業には使用しません。
よって、誤った組み合わせです。
4:×
ホルソは、鋼板など板状の金属に穴をあけるときに使用するもので、コンクリート壁に金属管を取り付ける作業には使用しません。
よって、誤った組み合わせです。
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