第二種電気工事士の過去問 令和3年度上期 午後 配線図 問32

正解は３です。

この問題は出題科目「電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具」からの出題です。

この問題では下記の知識を求められています。

＜必要知識＞

◯電気工事で使用する絶縁電線の種類、記号、及び用途を暗記している。

それでは上記の必要知識を使って問題を解いていきます。

②で示す配線工事は、屋外灯の記号があるため屋外配線になります。

よって②の配線工事には、屋外配線用の絶縁電線を使用します。

解答１のVVFは屋内・屋外・地中用のため②の配線工事で使用出来ます。

解答２のVVRは屋内・屋外・地中用のため②の配線工事で使用出来ます。

解答３のIVは屋内配線用のため②の配線工事では使用出来ません。

解答４のCVは屋内・屋外用のためのため②の配線工事で使用出来ます。

よって②の配線工事で使用出来ない絶縁電線はIVになり、正解は３です。

正解は、　3　です。

②は、FEPと表記されています。FEPは、地中埋設管（波付硬質合成樹脂管）

を示しています。FEPにとおす電線で、不適切なものを選ぶ問題です。

選択肢ごとにみていきます。

選択肢1

ＶＶＦ（600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形）電線の外側に

絶縁被覆があり、更にその外側にシースと呼ばれる被覆で覆われています。

ＶＶＦは、シースがありますのでＦＥＰ管にとおす事が出来ます。

よって、ＶＶＦは、該当しません。

選択肢2

ＶＶＲ（600V ビニル絶縁ビニルシースケーブル丸形）ＶＶＦ（平形）と違って、

ＶＶＲは、丸形です。ＶＶＲも、シースがありますのでＦＥＰ管にとおす事が

出来ます。よって、ＶＶＲも、該当しません。

選択肢3

ＩＶ（600V ビニル絶縁電線）主に一般電気工作物、電気機器用配線、

盤内配線に用いられます。この電線は、電線に絶縁被覆のみで、

シースはありません。よって、ＦＥＰ管にとおす事が出来ません。

よって、ＩＶが、該当します。

選択肢4

ＣＶ（600V 架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル）電気的特性に

優れていて長期使用に耐えます。軽量で取り扱いが容易な架橋ポリエチレン

絶縁、ビニルシースケーブルです。低圧用のVV（Ｆ、Ｒ）ケーブルに比べ、

耐熱性に優れています。ＣＶも、シースがありますのでＦＥＰ管にとおす事が

出来ます。よって、ＣＶも、該当しません。

以上により、　3　が正解です。

１：○

２：○

３：×

４：○

使用できない電線の記号は3です。

図の配線は一点鎖線で描かれています。

これは地中埋設配線を示します。

地中埋設工事ではケーブルでないものは使用できません。

よって、600Vビニル絶縁電線であるIVが使用できな電線の記号となります。

その他は全てケーブルですので使用可能です。