第二種電気工事士の過去問
令和3年度上期 午後
配線図 問31

正解は２です。

この問題は出題科目「電気工事の施工方法」からの出題です。

この問題では下記の知識を求められています。

＜必要知識＞

◯引込線の取付点の高さの条件を暗記している。

引込線は地面からの高さが原則４［m］以上、

ただし交通に支障がない場合は２.５［m］以上でOKです。

それでは上記の必要知識を使って問題を解いていきます。

問題文で交通に支障がないと記載されているため、

引込線の取付点の最低値は２.５［m］です。

解答１は、２.５［m］以下のため不正解です。

解答２は、２.５［m］のため正解です。

解答３は、２.５［m］以上のため不正解です。

解答４は、２.５［m］以上のため不正解です。

よって正解は２です。

正解は、　2　です。

引込口配線の引込線取付点に関する問題です。引込口配線とは、

引込線の取付点から引込口開閉器までの配線をいいます。

◎引込線取付点の高さの規定（電気設備の技術基準の解釈　第116条）

・道路を横断する場合：5ｍ以上

（交通に支障が無く技術上やむをえない場合：3ｍ以上）

・鉄道を横断する場合：5.5ｍ以上（軌道面上）

・歩道橋上に設置する場合：3ｍ以上（路面上）

・上記以外の場所に施設する場合：地表上4ｍ以上

（技術上やむをえない場合かつ、交通に支障がない場合：2.5ｍ以上）

となっております。

問題の条件は、「引込線は道路を横断せず、技術上やむを得ない場合で、

交通に支障がないものとする。」との事ですので、2.5ｍ以上となります。

よって、正解は、　2　です。

１：×

２：○

３：×

４：×

引込線取付点の地表上の高さは原則4m以上ですが、問題文に「引込線は道路を横断せず、技術上やむを得ない場合で、交通に支障がないものとする」とあります。

交通に障害がない場合は、例外として引込線取付点の高さが2.5m以上で良くなります。

よって、2が正解となります。