正解は4です。
この問題は出題科目「配線図」からの出題です。
この問題では下記の知識を求められています。
<必要知識>
◯配線経路で使用する材料の図記号を暗記している。
配線経路には電線の接続箇所で使用するボックス類や電源ダクト、接地棒などがあります。
配線経路で使用する一般的な材料・器具の図記号や現物写真は暗記しましょう。
⑩の図記号はジョイントボックス(アウトレットボックス)です。
ジョイントボックスは、電線管を使用しないケーブル同士の接続や分岐するときに使用します。
しかしアウトレットボックスには電線管を使用するための打ち抜き穴があり、電線管を接続して使用もします。
ただアウトレットボックスは電線管を使用せず、打ち抜き穴にブッシングを取り付け、直にケーブルを引き込んで使用もできるためジョイントボックスとしての機能も併せ持っています。
それでは問題を解いていきます。
解答1はプルボックスのため不正解です。
プルボックスは、アウトレットボックスと同じく電線管を接続して内部で電線の分岐や接続を行います。
アウトレットボックスとの違いは、アウトレットボックスはJIS規格がありサイズが限定されますが、プルボックスにはJIS規格がなくサイズが豊富です。
アウトレットボックスでは接続できない多数の電線管を使用する場合は、プルボックスを使用します。
またアウトレットボックスには電線管接続用の打ち抜き穴がありますが、プルボックスに打ち抜き穴は無く自分で電線管用の穴を開けます。
解答2はVVF用ジョイントボックスのため不正解です。
ジョイントボックスは、電線管を使用しないケーブル同士の接続や分岐するときに使用します。
解答3はジャンクションボックスのため不正解です。
ジャンクションボックスは、電気工事で電線の中継接続で使用する部材の総称です。
このジャンクションボックスには(アウトレットボックス、ジョイントボックス、プルボックス、コンクリートボックス、スイッチボックスなど)が含まれ、現場環境によって使い分けます。
解答4はジョイントボックス(アウトレットボックス)のため正解です。
よって正解は4になります。