第二種電気工事士の過去問
令和3年度下期 午後
配線図 問37
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問題
第二種 電気工事士試験 令和3年度下期 午後 配線図 問37 (訂正依頼・報告はこちら)
図は、鉄骨軽量コンクリート造一部2階建工場及び倉庫の配線図である。この図に関する次の問いに対して、答えを1つ選びなさい。
【注意】
1. 屋内配線の工事は、特記のある場合を除き電灯回路は600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)、動力回路は600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CV)を用いたケーブル工事である。
2. 屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
3. 漏電遮断器は、定格感度電流30mA、動作時間が0.1秒以内のものを使用している。
4. 選択肢(答え)の写真にあるコンセントは、「JIS C 0303:2000 構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
5. ジョイントボックスを経由する電線は、すべて接続箇所を設けている。
6. 3路スイッチの記号「0」の端子には、電源側又は負荷側の電線を結線する。
⑦で示す図記号の計器の使用目的は。
【注意】
1. 屋内配線の工事は、特記のある場合を除き電灯回路は600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)、動力回路は600V架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(CV)を用いたケーブル工事である。
2. 屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
3. 漏電遮断器は、定格感度電流30mA、動作時間が0.1秒以内のものを使用している。
4. 選択肢(答え)の写真にあるコンセントは、「JIS C 0303:2000 構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
5. ジョイントボックスを経由する電線は、すべて接続箇所を設けている。
6. 3路スイッチの記号「0」の端子には、電源側又は負荷側の電線を結線する。
⑦で示す図記号の計器の使用目的は。
- 電力を測定する。
- 力率を測定する。
- 負荷率を測定する。
- 電力量を測定する。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:×
2:×
3:×
4:○
Whの表示から、図記号の計器は電力量計であることが分かります。
電力量計は消費電力を計測する目的で設置します。
よって、4が正解となります。
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02
⑦ は、電力量計です。消費電力量を測定して積算し、1時間当たりの消費した電力量を表示します。カウンターを備え、電力量計を設置したときからの消費電力を積算します。
電気料金は、このカウンターをもとに請求されます。
×
電力を測定するのは、電力計です。電力計は、計測したときの瞬時の電力を表示します。電力計の記号は P です。
×
力率を測定するのは、力率計です。力率計の図記号は、○の中にcosφの記号が表示されます。
×
負荷率は平均電力と最大電力の比率です。
○
正解です。
Wh は電気の入口の最初に接続される計測器なので、電力量計=電気代として、すぐに思い浮かぶでしょう。ただ、電力量計と電力計は、間違いやすいです。
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03
<必要知識>
配線図の電力量計の図記号を暗記していること。
ーーーーーーーーーーーーーーー
電力量計の表記はワットアワーを略して「Wh」です。
電力量計の図記号では円の中にWhが表記されているものもあります。
円と正方形の違いは、正方形の方は箱入りあるいはフード付きの電力量計のことです。
普通の個人住宅に設置する計器において、電力や力率を測定する計器を設置することは、個人的にそれらの計器を所有する以外では一般的に普及している計器とは言えません。
使用目的として間違っています。
電力を測定する計器は電力計です。
電力計は電気で動作する機器の消費電力を測定するときに使用します。
業務的には電気関連の製品開発や品質保証などの分野で使用されています。
電力計は電気用語ではWM(ワットメーター)ともいい、それに対して電力量計はWHM(ワットアワーメーター)です。
使用目的として間違っています。
力率とは機器の効率を表します。
例えば、ある電気機器に100W供給した場合、その機器の内部部品に電力がかかると、この部品部分で電力ロスが起こります。
このロスした分を差し引いた電力が70Wならば、この機器の力率は70%になります。
力率が低いほど、効率の悪い機器といえます。
なぜ部品部分で電力ロスが起きるかというと、内部部品のコイルやコンデンサが電力を蓄える性質があり、これらの部品で無効な電力が発生するためです。
使用目的として間違っています。
負荷率は工場の負荷率、水道の負荷率、機械の負荷率など様々ありますが、一般人住宅に関連する電気代の電力量の負荷率に関して言えば、負荷率を測定する専用の計器はなく、計算で算出します。
電力の負荷率の計算式は下記になります。
1年間の負荷率=(1年間の使用電力量/1年間の契約電力量)
契約電力量に対してどれくらいの電力量を使用したかを表します。
使用目的として正解です。
電力量計はある期間中に使用した電気の使用量を測定する計器です。
この電力量計の数値をもとに、電気の供給元の電力会社に電気代を支払います。
電力量計には、下記の2種類があります。
・従来の電力量計:電気が使用されると計器内部の円盤が回転し、その回転数で使用電気を数値化します。この数値を検針員が訪問して計測しています。
・スマートメーター:計器が電力量を自動で計測し、その数値を電力会社に自動送信するため、検針員の訪問は不要です。
またブレーカー機能があるため、電気の使い過ぎでブレーカーが落ちたときは約10秒後に自動復旧します。
電力量計に関する試験問題として、電力量計の交換(取り付けや取り外し)には電気工事士の資格が必要かと問われる問題があります。
答えは、
電力量計の交換(取り付けや取り外し)に電気工事士の資格は必要ありません。
軽微な工事に該当します。
電力量計は電力会社の所有物で、電気工事士法の対象外になっているためです。
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