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第二種電気工事士の過去問 令和4年度上期 午後 配線図 問50

問題

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図は、木造2階建住宅の配線図である。この図に関する問いに対して、答えを1つ選びなさい。
【注意1】屋内配線の工事は、特記のある場合を除き600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
【注意2】屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
【注意3】漏電遮断器は、定格感度電流30mA、動作時間0.1秒以内のものを使用している。
【注意4】分電盤の外箱は合成樹脂製である。
【注意5】選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C 0303:2000 構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
【注意6】図記号で示す一般用照明にはLED照明器具を使用することとし、選択肢(答え)の写真にある照明器具は、すべてLED照明器具とする。
【注意7】ジョイントボックスを経由する電線は、すべて接続箇所を設けている。
【注意8】3路スイッチの記号「0」の端子には、電源側又は負荷側の電線を結線する。

この配線図の施工で、一般的に使用されることのないものは。
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( 第二種 電気工事士試験 令和4年度上期 午後 配線図 問50 )
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この過去問の解説 (3件)

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まず、木造住宅とのことですので、ステップルを使うことが予想されます。

次に、一階平面図の左側に注目すると、(PF16)という表記があります。これより、PF管を用いるPFカップリングとPFコネクタを使うことが予想されます。

埋め込みスイッチボックスは、コンセントなどを取り付ける場合に使われます。

一般住宅でコンセントがない家はおそらく存在しないので、この選択肢は除外されます。

選択肢1.

ステップルで、VVFケーブルを造営材(壁や柱)に固定させるときに使います。

選択肢2.

コンビネーションカップリングで、PF管とVE管などの異種の合成樹脂管を接続します。

PF管とVE管を接続するためのVEパイプアダプタであり、この図面の工事ではVE管を使用しないため、こちらの選択肢が誤りになります。

選択肢3.

PFコネクタで、PF管とボックスとの接続に用います。

選択肢4.

埋め込みスイッチボックスで、連用埋め込み器具(コンセントなど)の取り付けに使います。

付箋メモを残すことが出来ます。
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順番に見ていきます。

選択肢1.

「ステップル」です。VVFケーブルを木造の柱などに打ち付けて固定する器具です。

選択肢2.

コンビネーションカップリング」です。PF管とVE管をつなぐものです。

選択肢3.

「PFコネクタ」です。PF管とアウトレットボックスを接続するための器具です。

選択肢4.

「埋め込み型スイッチボックス」です。名前の通り壁にコンセントやスイッチをつけるときに利用する器具です。

まとめ

明らかに使っているのは「埋め込み型スイッチボックス」ですね。コンセントやスイッチはたくさんありますので。

「ステップル」も木造でVVFケーブルをたくさん使っている住宅なのでおそらく屋根裏などに使われているでしょう。

そうなると「コンビネーションカップリング」か「PFコネクタ」になるわけですが、⑤のPF管がアウトレットボックスに接続されていることがわかります。(1階住居左下部分)

したがって、正解は「コンビネーションカップリング」になります。

6

写真の図は、ステップル、コンビネーションカップリング、PF管用ボックスコネクタ、埋め込み形スイッチボックスです。

選択肢1.

写真はステップルで、ケーブルを固定するのに使われます。屋内の隠ぺい箇所でのケーブル工事が多いため、使用されます。

選択肢2.

×

写真は、コンビネーションカップリングで、PF管とVE管などの異種の合成樹脂管を接続します。PF管は地中埋め込みで使用されていますが、VE管が使用されていないため、コンビネーションカップリングは使用されません。また、VE管を使用する理由も見当たりません。

選択肢3.

写真は、PF管用ボックスコネクタで、和室から外のチャイム押し釦までPF管で地中埋設配線していますが、居間のところでジョイントボックスと接続しています。PF管用ボックスコネクタは使用されています。

選択肢4.

写真は、埋め込み形スイッチボックスで、スイッチやコンセントを並んで設置します。数個のスイッチや、スイッチとコンセントが並んでいることが図面から確認できます。埋め込み形スイッチボックスは、使用されます。

まとめ

この問題は工事を想定して、適当な材料や工具かを判断する問題です。

図面に出てこないものを使うかどうかは、図面上からどのようにこの工事は進めるのかを想定すれば、案外簡単に見分けられます。

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