第二種電気工事士の過去問
令和4年度下期 午前
一般問題 問11

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問題

第二種 電気工事士試験 令和4年度下期 午前 一般問題 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

合成樹脂管工事に使用される2号コネクタの使用目的は。
  • 硬質ポリ塩化ビニル電線管相互を接続するのに用いる。
  • 硬質ポリ塩化ビニル電線管をアウトレットボックス等に接続するのに用いる。
  • 硬質ポリ塩化ビニル電線管の管端を保護するのに用いる。
  • 硬質ポリ塩化ビニル電線管と合成樹脂製可とう電線管とを接続するのに用いる。

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この過去問の解説 (3件)

01

今回の問題は、合成樹脂管工事で使用されるコネクタの問題です。

2号コネクタは2号ボックスコネクタと言い、合成樹脂管VEとボックスを接続するコネクタです。2号ボックスコネクタは、VE管を差し込む管部と、ボックス内でロックさせるロックナットで構成されます。

選択肢1. 硬質ポリ塩化ビニル電線管相互を接続するのに用いる。

×

硬質ポリ塩化ビニル電線管相互を接続するのは、TSカップリングです。

選択肢2. 硬質ポリ塩化ビニル電線管をアウトレットボックス等に接続するのに用いる。

選択肢3. 硬質ポリ塩化ビニル電線管の管端を保護するのに用いる。

×

絶縁ブッシングのことではないかと思われますが、この材料は、金属管にカップリングを取付けた後、金属配管の管端部で電線を傷つけないように管端に接続します。

選択肢4. 硬質ポリ塩化ビニル電線管と合成樹脂製可とう電線管とを接続するのに用いる。

×

硬質ポリ塩化ビニル電線管と合成樹脂製可とう電線管とを接続するのは、コンビネーションカップリングで、VE管とPF管との接続のように異種菅の接続に用いられます。

まとめ

合成樹脂管には、硬質塩化ビニル管(VE管)と、合成樹脂製可とう電線管(PF管、CD管)があります。

PF管、CD管は可とう性のある配管で、特にCD管はコンクリートに埋め込むときに使用されます。

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02

合成樹脂管には、

・合成樹脂製可とう電線管:PF管・CD管

・硬質塩化ビニル電線管:VE管

選択肢1. 硬質ポリ塩化ビニル電線管相互を接続するのに用いる。

硬質ポリ塩化ビニル電線管相互を接続するのは、TSカップリングです。

選択肢2. 硬質ポリ塩化ビニル電線管をアウトレットボックス等に接続するのに用いる。

硬質ポリ塩化ビニル電線管をアウトレットボックス等に接続するのは、2号コネクタです。

正解です。

選択肢3. 硬質ポリ塩化ビニル電線管の管端を保護するのに用いる。

硬質ポリ塩化ビニル電線管の管端を保護するのは、ブッシングです。

選択肢4. 硬質ポリ塩化ビニル電線管と合成樹脂製可とう電線管とを接続するのに用いる。

硬質ポリ塩化ビニル電線管と合成樹脂製可とう電線管とを接続するのは、コンビネーションカップリングです。

参考になった数7

03

2号コネクタは硬質塩化ビニル電線管とボックスを接続する際に使用します。

これに沿った内容のものが正答となります。

選択肢1. 硬質ポリ塩化ビニル電線管相互を接続するのに用いる。

誤りです。TSカップリングについての記述です。

選択肢2. 硬質ポリ塩化ビニル電線管をアウトレットボックス等に接続するのに用いる。

正答です。2号コネクタの使用目的の説明として妥当です。

選択肢3. 硬質ポリ塩化ビニル電線管の管端を保護するのに用いる。

誤りです。2号コネクタの使用目的の説明として妥当ではありません。

絶縁ブッシングを金属管の端の保護に用いる事がありますが、合成樹脂管の管端を保護する際には使いません。

選択肢4. 硬質ポリ塩化ビニル電線管と合成樹脂製可とう電線管とを接続するのに用いる。

誤りです。2号コネクタは硬質ポリ塩化ビニル電線管と合成樹脂製可とう電線管とを接続する目的では使いません。

異なる種類の電線管を接続する際にはコンビネーションカップリングを使用します。

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