配線用遮断器の定格電流とコンセントの定格電流。配線用遮断器の定格と電線の太さ。
この2つの組み合わせが正しいものを選択する問題です。
不正解です。
遮断機20Aに対して定格電流30Aのコンセントは接続できません。
不正解です。
遮断機30Aに対して定格電流30Aのコンセントは接続できます。
しかし、電線（軟銅線）の太さは2.6㎜以上必要なので、
2.0㎜では接続できません。
正解です。
遮断機40Aに対して定格電流30Aのコンセントは接続できます。
遮断機40Aには電線（軟銅線）の断面積8mm2以上である必要があるので正解です。
不正解です。
定格電流15Aのコンセントには遮断電流20Aの遮断機を接続する必要があります。
コンセントの個数は関係ありません。
全ての組み合わせを覚えるのは難しいので、
定格電流30Aでは断面積5.5㎜2（直径2.6mm）を基準として
それより電流が低くなれば細くなり、電流が高くなると太くなると覚えておきましょう。
また遮断器の定格電流以上のコンセントは接続できない。
低すぎるコンセントも接続できないと覚えておきましょう。
この問題は遮断機とコンセント、遮断機と電線の組み合わせを確認していく問題です。
遮断機20Aに対してコンセント30Aと上回っているので不適切となり不正解となります。
遮断機30Aに対してコンセント30Aと適切ではあります。
しかし、電線の太さが2.6ｍｍ以上ないといけない所、２ｍｍしかありませんので不適切となり不正解となります。
遮断機40Aにコンセント30Aと適切になっています。(1つ下までならOK)
また、電線も2.6ｍｍ以上必要な所に2.6ｍｍの為、適切であり正解となります。
遮断機30Aに対してコンセント15Aと下回っている為、適切なように感じますが、2つ以上下のコンセントは不適切である為、不正解となります。
この問題のポイントは、配線用遮断機の定格電流と分岐回路の電線の定格電流が適合しているかを見定めることができるかどうかです。もし分岐回路の電線に定格電流値以上の電流が流れてしまうと火災の原因になりうるので、しっかりと学習しましょう。それでは各選択肢を見ていきます。
配線用遮断器20Ａに対して電線が2.0ｍｍなので電流は流せますがコンセントが30Ａなので不適切です。
配線用遮断器30Ａの場合は電線が2.6ｍｍなので不適切です。
配線用遮断器40Ａの場合は電線が8ｍ㎡であるので適切です。30Ａコンセント1個だけであれば取付可能です。
配線用遮断器30Ａに対して2.6ｍｍの電線は適正ですが、定格電流15Ａのコンセントを2個をそれぞれ分岐させるのは不可なので不適切です。
こちらの問題も毎年形を変えて出題されています。配線用遮断器、電線、コンセント3つの関係を理解しなければならないので少々難解ではありますが繰り返し学習をすることで理解度が深まるかと思います。
