第二種電気工事士の過去問 令和5年度上期 午前 一般問題 問11
この過去問の解説 (3件)
電気工事で使用する材料の名前と用途について問われている問題です。
不正解です。
配線用遮断器、漏電遮断器を納めた箱です。
正解です。
設問のとおり、複数の金属管と接続して通線を容易にするために使用されます。
不正解です。
アウトレットボックス底面部に取り付けて、フィクスチュアヒッキーを固定する物です。
不正解です。
スイッチやコンセントの取付に使用されます。
フィクスチュアスタッドはテキストであまり解説されていませんが、
それ以外の3つは解説も多く、現場でも使用されやすい材料です。
この問題は暗記問題となります。
複数の開閉器をまとめて設置する為のものです。
多数の金属管が集合する場所で電線の通線を容易にするものです。
天井で使用するボックスの底面に取り付け照明器具を取り付ける為のものです。
スイッチやコンセントなどを取り付ける際に使うものです。
この問題は文章の中にキーポイントとなる言葉が2つあります。【多数の金属管が集合する場所】と【通線を容易】です。それらから連想される、電気工事で実際に使用される材料を選定する問題です。
これらを踏まえた上で、各選択肢を見ていきましょう。
分電盤とは、配線用遮断器、漏電遮断器などが複数集合して取り付けられ筐体に収められた物です。【多数の金属管が集合する場所】というケースはありますが【通線を容易】にはできないので不適切です。
プルボックスとは多数の電線管がある場合の曲がりや、接続部に用いられる通線を容易にするための接続箱です。ですので上記解説の文言と一致するので適切です。
ちなみにプルボックスのプルは英単語で【引く、引っ張る】という意味です。
フィクスチュアスタッドとは天井照明器具支持用パイプの受け金具です。アウトレットボックスに取り付けられ真ん中がネジ部となりパイプをねじ込むという構造になります。
通線作業では使用されないので不適切です。
スイッチボックスとは、照明スイッチの接続部を収める箱として使用され、露出用・埋込用とありますが、通線作業では使用されないので不適切です。
材料の名称を覚えるだけではなく使用用途もわからないと解けませんので、合わせて覚えるようになることをおすすめ致します。
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