第二種電気工事士の過去問
令和5年度上期 午前
配線図 問10

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問題

第二種 電気工事士試験 令和5年度上期 午前 配線図 問10 (訂正依頼・報告はこちら)

図は、木造1階建住宅の配線図である。この図に関する次の問いに対して、答えを1つ選びなさい。

【注意1】屋内配線の工事は、特記のある場合を除き600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形(VVF)を用いたケーブル工事である。
【注意2】屋内配線等の電線の本数、電線の太さ、その他、問いに直接関係のない部分等は省略又は簡略化してある。
【注意3】漏電遮断器は、定格感度電流30mA、動作時間0.1秒以内のものを使用している。
【注意4】選択肢(答え)の写真にあるコンセント及び点滅器は、「JIS C 0303:2000構内電気設備の配線用図記号」で示す「一般形」である。
【注意5】分電盤の外箱は合成樹脂製である。
【注意6】ジョイントボックスを経由する電線は、すべて接続箇所を設けている。
【注意7】3路スイッチの記号「0」の端子には、電源側又は負荷側の電線を結線する。

⑩で示す部分の工事方法で施工できない工事方法は。
問題文の画像
  • 金属管工事
  • 合成樹脂管工事
  • がいし引き工事
  • ケーブル工事

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この過去問の解説 (3件)

01

この問題で気を付けることは2点です。

1.木造住宅であること。

2.露出部での配線であること。

この条件で施工できない工事方法を選びましょう。

選択肢1. 金属管工事

正解です。

金属管工事は木造住宅で施工できません。

選択肢2. 合成樹脂管工事

不正解です。

合成樹脂管工事は木造住宅で施工できます。

選択肢3. がいし引き工事

不正解です。

がいし引き工事は木造住宅の露出部で施工できます。

選択肢4. ケーブル工事

不正解です。

ケーブル工事は木造住宅の露出部で施工できます。

まとめ

金属管は漏電した際に発熱しやすく火災にもつながりやすいため

木造住宅では施工できません。

参考になった数16

02

⑩の配線をみると点線なので露出配線になっており、木造住宅の露出部で施工できない工事方法を選択する問題となります。各選択肢を見ていきます。

選択肢1. 金属管工事

金属管工事は木造住宅では施工できません。金属管内で漏電した場合に発熱しやすく火災の原因にもなるので禁止されています。ですので施工できない工事方法としては正解です。

選択肢2. 合成樹脂管工事

木造住宅でも使用できるので不正解です。

選択肢3. がいし引き工事

がいし引き工事はがいしを造営材に取付、絶縁電線にがいしを支持します。木造住宅の露出部でも施工が可能です。よって不正解です。

選択肢4. ケーブル工事

木造住宅ではケーブルによる露出配線の施工は可能です。よって不正解です。

まとめ

配線、施工方法の種別などを問われる問題は毎年出題されるので、類題なども多いので繰り返し学習しましょう。

参考になった数4

03

施工条件を整理すると次の通りになります。

・屋外施工

・木造住宅であること

・露出場所での工事であること

これらの条件から整理していきましょう。

 

選択肢1. 金属管工事

金属管工事は木造住宅では施工できません。

選択肢2. 合成樹脂管工事

合成樹脂管工事は問題なく施工できます。

選択肢3. がいし引き工事

がいし引き工事は問題なく施工できます。

選択肢4. ケーブル工事

ケーブル工事は問題なく施工できます。

参考になった数1