第二種電気工事士の過去問 令和5年度上期 午後 一般問題 問24
この過去問の解説 (3件)
竣工検査とは、電気設備の設置や変更工事が終わったときに、省令の電気設備技術基準に適合しているのか、正しく施工されているのか確認を行うことです。
検査の一連の流れを把握しておけば解ける問題となっています。
誤っています。目視点検→測定→通電試験の流れが正しいです。測定を行ってから通電をするのが基本です。
正しいです。点検は現地で目視で確認してください。
正しいです。配線や機器が、通電後正常に使用できるか確認してください。
正しいです。絶縁抵抗計、接地抵抗計、回路計などを利用して測定し、「電気設備に関する技術基準を定める省令」などに適合していることを確認してください。
竣工(新増設)検査の一連の流れを把握しておきましょう。
検査方法を理解出来ていれば回答できる問題です。
電気工事の測定する検査項目として①接地測定、②絶縁抵抗測定、③電圧測定があります。
検査としては目視点検→絶縁抵抗測定→送電→電圧測定となります。
正しいです。
正しいです。
正しいです。
送電前だけでなく送電後にも測定と試験があるため、少々ややこしいです。
実際には、送電前にできる測定と試験を行い、そのあと送電後にできる測定と試験をおこないます。
その後、竣工となります。
一般用電気工作物の施設内で電気器具を新たに増設した場合、竣工検査が必要となります。
竣工検査の一連の流れは以下のようになります。
①器具設置工事完了→②目視確認(通電前)→③絶縁抵抗測定試験(通電前)→④通電試験(試送電)→⑤回路試験(通電後の電圧確認)
※設置する器具が三相機械であれば、通電試験後に検相試験を行います。
以上より、通電前と通電後にそれぞれ測定試験を行う事がこの問題のポイントとなります。
通電試験前にも絶縁抵抗測定を実施しますので、上記の記述は不適切です。
絶縁抵抗測定は回路が通電状態の時に測定するとほぼ0Ω(短絡状態)なので、実質不可です。
目視点検の記述で相違がないので適切です。
通電試験の記述で相違がないので適切です。
測定及び試験では、絶縁抵抗計、接地抵抗計、回路計などを利用して測定するのでこの記述は適切です。
電気工事で器具を新増設した場合は必ず通電前に絶縁抵抗測定を実施します。
今回の問題で少々わかりづらいのが測定及び試験とそれぞれ実施しなければならない試験を大まかに一括りしているところです。
測定は通電前も通電後もあるという事を認識してください。
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