第二種電気工事士の過去問
令和5年度下期 午後
一般問題 問1

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問題

第二種 電気工事士試験 令和5年度下期 午後 一般問題 問1 (訂正依頼・報告はこちら)

図のような回路で、8Ωの抵抗での消費電力[W]は。
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この過去問の解説 (3件)

01

この問題は直流回路に関する問題です。

①:8Ωの抵抗に流れる電流値を求める。

②:①で求めた電流値で8Ωの抵抗の消費電流を求める。

この手順で解いていきます。

 

① 20Ωと30Ωの並列抵抗を1つの抵抗に変換します。

(20[Ω]×30[Ω])/(20[Ω]+30[Ω])=12[Ω]になります。

 

次に回路全体の抵抗値を求めます。

12[Ω]+8[Ω]=20[Ω]になります。

 

回路全体の電流を求めます。

I=V/R=200[V]/20[Ω]=10[A]

抵抗が直列になっているので8[Ω]の抵抗に流れる電流も

10[A]になります。

 

② ①で10[A]と計算できたので、

消費電流と抵抗値から消費電力を計算します。

P=V×I=I2×R=10[A]×8[Ω]=800[W]

で8[Ω]の消費電力は800[W]と求められます。

選択肢1. 200

不正解です。

選択肢2. 800

正解です。

選択肢3. 1200

不正解です。

選択肢4. 2000

不正解です。

まとめ

この問題はオームの公式を使った直流回路の問題です。

第2種電気工事士試験では最も基本的な問題になります。

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02

この問題を解くには、並列回路の合成抵抗値と電力の公式を知っておく必要があります。合成抵抗は「和分の積」で電力はW=IVとなるので、しっかり押さえておきましょう。

選択肢1. 200

どのように計算してもこの値にはなりません。

選択肢2. 800

まず、左側の並列回路の合成抵抗を求めると、和分の積より(20x30)÷(20+30)=12Ωとなり、横の8Ωとの合成により、回路全体の抵抗値は20Ωとなります。

次にこの抵抗値を参考に電流値を求めるとI=V÷Rなので200÷20=10Aとなり、8Ωの部分に流れる電圧は10x8=80Vとなります。

最後にこの電圧と電流値を掛けて電力値を求めると10x80=800Wとなります。

選択肢3. 1200

仮に電圧値が120Vであればこの値ですが、計算してもこの値にはなりません。

選択肢4. 2000

全体の電圧は200Vですが、8Ωの部分に掛かる電圧値は異なるので誤りです。

まとめ

この問題に限らず、並列回路の合成抵抗値を求める公式は他の問題でも出題される可能性があるので、しっかり公式を覚えておきましょう。

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03

回路に流れる電流I [A]を求めます。

抵抗は並列抵抗の合成抵抗に直列抵抗を加えたもので、R [Ω]とすれば、

R=1/(1/20+1/30)+8=12+8=20 Ω

 

したがって、I = 200 [V]/R =10 [A] です。

 

抵抗 8 [Ω]での消費電力 Q [W]は、Q = I2 × R から、

Q = 102 ×8 = 800 [W]

選択肢1. 200

計算の誤りでしょう。

選択肢2. 800

冒頭で述べたとおりです。

選択肢3. 1200

合成抵抗12Ωと勘違いしたのかもしれません。

選択肢4. 2000

消費電力=電流×電圧と間違えたかもしれません。

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