クレーン・デリック運転士の過去問
令和2年(2020年)4月
クレーン及びデリックに関する知識 問10

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この過去問の解説 (2件)

01

正解は3です。

1 .適切です。
ブレーキ、クラッチ、警報装置などの機能を確認するためのならし運転は、必ず無負荷で行うようにしてください。
いきなり負荷をかけた状態でならし運転を行い、正しく機能しなかった場合は、事故につながるおそれがあるからです。

2 .適切です。
ウインチを用いるデリックでは、作業中に停電になったときは、ブレーキに歯止め又は止め金を掛け、クラッチを外し、スイッチを切って送電を待つようにしてください。
措置を怠ると、停電が復旧した時に動力が急に動き出したり、荷が落下するなどして思わぬ事故につながるおそれがあります。

3 .適切ではありません。
ドラムに巻き取るワイヤロープが乱巻きになり始めた場合は、ただちに巻取りを止めて正しく巻き直してください。
ワイヤーロープの曲げ応力が大きくなり、ワイヤーロープを傷めるだけではなく破断につながるおそれがあります。
乱巻きを是正した後も再発するようならフリートアングルを調整する必要があります。

4 .適切です。
構造上、巻過防止装置を備えることができないデリックでは、巻過ぎを防止するため、巻上げ用ワイヤロープに目印を付け、目印に注意して運転します。
さらに警報装置をつけておくと巻過ぎ防止に効果的です。

5 .適切です。
つり荷から玉掛け用ワイヤロープを引き抜く際、デリックの巻上げ動作で引き抜くと、玉掛け用ワイヤロープが荷に引っ掛かり、荷崩れを引き起こすおそれがあります。
また、ワイヤーロープが抜けた反動で顔に当たるなどして大けがをすることがありますので絶対に行わないようにしましょう。

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02

適切でないのは3番です。

3 .ドラムの乱巻きはワイヤー切れに繋がるため、乱巻きになっていることに気づいたときは直ちに巻きを戻し、乱巻きをただす必要があります。

1 .始業開始時のならし運転として、ブレーキ、クラッチ、警報装置などの機能を確認する必要があります。

2 .ウインチを用いるデリックでは、作業中に停電になったときの対処として、ブレーキに歯止め又は止め金を掛け、クラッチを外し、スイッチを切り、電気の復帰をを待つ必要があります。

4 .巻過防止装置を備えることができないデリックでは、ワイヤの巻過ぎを防止するために巻上げ用ワイヤロープに目印を付け、目印を目視で確認しながら運転する必要があります。

5 .クレーン作業の玉掛作業では使用後のワイヤロープをクレーンで荷から引き抜くと思わぬ箇所で引っかかったり、ワイヤの跳ねによって災害が発生する危険があり為、禁止事項となっています。

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