クレーン・デリック運転士 過去問
平成29年(2017年)10月
問21 (原動機及び電気に関する知識 問21)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 平成29年(2017年)10月 問21(原動機及び電気に関する知識 問21) (訂正依頼・報告はこちら)

電気などに関し、正しいものは次のうちどれか。
  • 交流用の電圧計や電流計の計測値は、電圧や電流の最大値を示している。
  • 直流は、変圧器によって容易に電圧を変えることができる。
  • 交流は、整流器で直流に変換できるが、得られた直流は完全に平滑ではなく多少波が残るため脈流と呼ばれる。
  • 油圧装置において油圧ポンプを駆動する電動機は、二次原動機である。
  • 単相交流三つを集め、電流及び電圧の大きさ並びに電流の方向が時間の経過に関係なく一定となるものを三相交流という。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.誤りです。
交流用の電圧計や電流計の計測値は、電圧や電流の実効値を示しています。
2.誤りです。
直流は、変圧器によって容易に電圧を変えることができません。
3.正しいです。
交流は、整流器で直流に変換できますが、得られた直流は完全に平滑ではなく多少波が残るため脈流と呼ばれます。
4.誤りです。
油圧装置において油圧ポンプを駆動する電動機は、一次原動機です。
5.誤りです。
三相交流とは、単相交流三つを一定の時間間隔で集めたものです。電流及び電圧の大きさ並びに電流の方向が時間の経過に関係なく一定となるものが直流です。

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02

正しものは3番です。

3 .交流は、整流器で直流に変換できるが、得られた直流は完全に平滑ではなく脈流と呼ばれる小さな波が多少残ります。

1 .交流用の電圧計や電流計の測定値は、一般に、電圧や電流の実効値演算方式が用いられています。
2 .直流は、通常の変圧器では電圧を変換することはできません、特別な装置が必要です。
4 .二次原動機とは、モータなどの電動機によって油圧ポンプを作動させ、油圧ポンプ内の油を油圧シリンダーなどによって作動させる装置のことをいいます。
5 .単相交流と三相交流は全く別の回路のため、単相交流を三つ集めても三相交流にはなりません。また、単相交流は常に同じ方向に流れているのに対して、三相交流は時間の経過とともに流れる方向は変化しています

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03

電気に関する問題です。

この問題は電気の基礎的な内容なので、確実に覚えておきましょう。

選択肢1. 交流用の電圧計や電流計の計測値は、電圧や電流の最大値を示している。

交流用の電圧計や電流計の計測値は、電圧や電流の最大値ではなく、実効値を示しています。

選択肢2. 直流は、変圧器によって容易に電圧を変えることができる。

直流は、変圧器によって容易に電圧を変えることができません。

変える事ができるのは交流となります。

選択肢3. 交流は、整流器で直流に変換できるが、得られた直流は完全に平滑ではなく多少波が残るため脈流と呼ばれる。

正しい記述です。

交流は、整流器で直流に変換できるが、得られた直流は完全に平滑ではなく多少波が残るため、別名脈流と呼ばれています。

選択肢4. 油圧装置において油圧ポンプを駆動する電動機は、二次原動機である。

油圧装置において油圧ポンプを駆動する電動機は、二次原動機ではなく、一次原動機となります。

選択肢5. 単相交流三つを集め、電流及び電圧の大きさ並びに電流の方向が時間の経過に関係なく一定となるものを三相交流という。

単相交流三つを集めて、一定の間隔で集めたものを三相交流といいます。

電流の方向が時間の経過に関係なく一定となるものは直流の説明となります。

まとめ

電気工事士の試験内容と被っている部分もありますが、クレーンを扱う上でどれも覚えておく必要があります。

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