クレーン・デリック運転士の過去問
令和5年(2023年)4月
クレーン及びデリックに関する知識 問8
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問題
クレーン・デリック運転士試験 令和5年(2023年)4月 クレーン及びデリックに関する知識 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
デリックの種類及び型式に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- スチフレッグデリックは、1本の直立したマストを通常135°に開いた2本のガイロープにより後方から支えるもので、安定度はガイデリックより小さい。
- ガイデリックは、1本の直立したマストを6本以上のガイロープにより支えるもので、ブームはガイロープをくぐるようにして360°まで旋回する。
- ジンポールデリックは、1本のマストを3本以上のガイロープにより支えるもので、マストを傾斜させて使用する。
- 鳥居形デリックは、2本のマストとその上端を結ぶ横ばりをガイロープにより支えるもので、通常、数個のつり具の組合せにより荷の巻上げ・巻下げを行う。
- 二又デリックは、2本のマストを互いに交差させ、2本以上のガイロープにより支えるもので、交差部に巻上げ用ワイヤロープが取り付けられる。
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この過去問の解説 (1件)
01
デリックは、荷物を吊り上げるために使用されるクレーンの一種であり、その種類や構造によって用途や特徴が異なります。この問題では、各デリックの型式について適切かどうかを問うものです。以下に各選択肢を解説し ます。
この記述は誤りです。
スチフレッグデリックは、1本の直立したマストを2本の「スチフレッグ」と呼ばれる剛性のある支柱で支える構造 です。ここで「通常135°に開いた2本のガイロープで後方から支える」とありますが、スチフレッグデリックではガ イロープではなく剛性支柱(スチフレッグ)を使用します。そのため、記述は不正確です。
この記述は正しいです。
ガイデリックは、1本の直立したマストを複数本(通常6本以上)のガイロープで支える構造です。ブームがガイロープの間を通るように設計されており、360°の旋回が可能です。この説明は正確です。
この記述は正しいです。
ジンポールデリックは、1本のマストを3本以上のガイロープで支え、使用時にマストを傾斜させる特徴を持ちます。この記述は正確です。
この記述は正しいです。
鳥居形デリックは、2本のマストとその上端を結ぶ横ばりを複数本のガイロープで支える構造を持っています。また、数個の吊り具を用いて荷物を巻上げ・巻下げする点も特徴です。この記述は正確です。
この記述は正しいです。
二又デリックは、2本のマストを互いに交差させ、複数のガイロープで支える構造を持っています。交差部には巻上げ用ワイヤロープが取り付けられることも説明通りです。この記述は正確です。
適切でない記述は選択肢1です。
スチフレッグデリックはガイロープではなく、剛性支柱(スチフレッグ)を使用するため、記述に誤りがあります。他の選択肢はすべて正しい内容です。
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