〈訳〉
前の席が良いのですが…。
1. やってみましょう。
2. ここは私の席だと思うのですが…。
3. 席にご案内するまでお待ち下さい。
〈解説〉
チケットの販売窓口での会話です。
お客と思われる人の「前の方がよい」という希望に対し,
窓口係は何と返せばいいか,という問題です。
正解は【1】番です。
I’ll see what I can do. は援助の求めに応じて
「やってみましょう。」と言いたいときに使う定型表現です。
選択肢2は,劇場〔舞台,映画館〕や特急・新幹線の中に入って
自分の席(と思われる所)に見知らぬ人が座っていた場合のセリフです。
選択肢3は,Please wait here to be seated. とも言い,
食堂・レストランなどで席に案内されるまで
入り口のところで待たされる場合に,
案内係に言われるセリフで,こちらも定型表現です。
どんな場面で言われるセリフかまでしっかり覚えておくことが大切です。
〈その他の文法・語彙〉
・I’d prefer … = I would prefer
would は will の過去形ですが,
ここでは丁寧で控えめに言いたいときに使います。
if you asked me(私に尋ねてくれたなら)という
仮定法の条件節が省略されているとも考えることが可能です。
prefer は「~を好む」。
prefer A to B(BよりもAを好む)というイディオムは覚えておきましょう。
「~よりも」が to ~ であることに
ご注意下さい(ラテン語由来のものは than ではなく to を使う)。