あん摩マッサージ指圧師の過去問
第24回(2016年)
午前 問16

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午前 問16 (訂正依頼・報告はこちら)

受精と発生について正しいのはどれか。
  • 受精は卵管膨大部で起こる。
  • 受精と同時に透明帯は消失する。
  • 桑実胚の状態で着床する。
  • 胎盤で栂体と胎児の血液が混ざり合う。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.受精は卵管膨大部でおこります

2.透明帯は原胚子が子宮腔に到達した時に消失します

3.胚盤胞の状態で着床します

4.胎盤では胎児の成長に必要な酸素や栄養が交換されるだけで、血液が混じり合うことはありません

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02

受精は卵管膨大部で起こり、すぐに初期発生を開始します。卵は次々と分裂していき、桑実胚となり、細胞は分化し始めます。さらに成長し胚盤胞を形成すると、子宮に着床できます。

選択肢1. 受精は卵管膨大部で起こる。

その通りです。

選択肢2. 受精と同時に透明帯は消失する。

透明帯とは、卵の殻に当たる部分で、透明帯の外側には卵丘細胞の細胞層があります。

透明帯は、多精子受精を防いだり、受精後の初期胚を保護する役割があります。

選択肢3. 桑実胚の状態で着床する。

桑実胚の後の胚盤胞が形成されないと、着床できません。

選択肢4. 胎盤で栂体と胎児の血液が混ざり合う。

胎盤には、基底脱落膜と、絨毛があり、胎児を栄養交換をしています。この絨毛にある毛細血管は薄い膜で母体と隔たれているため、胎児と母体の血液が混ざり合う事はありません。

この膜は、胎盤関門と呼ばれています。

アルコールはこの胎盤関門を通過するために、妊娠中の飲酒が問題となるわけです。

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03

1.受精は卵管膨大部で起きます。

2.透明帯は受精後も着床まで胚を保護します。

3.桑実胚は細胞期以後の細胞を表し、子宮に着床するのは細胞分化後です。

4.胎盤の中には母体の子宮の血管と繋がる絨毛間腔があります。
ここに絨毛が生長し胎児に繋がっていますが、母体と胎児の血液は混ざり合うことはありません。

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