あん摩マッサージ指圧師の過去問 第24回(2016年) 午前 問51
この過去問の解説 (4件)
正答:トレンデレンブルグ歩行
先天性股関節脱臼では
トレンデレンブルグ徴候以外に
・大腿内側皮膚溝が非対称
・下肢の短縮
・開排制限
・寛骨臼の空虚
などの症状が見られます。
各選択肢については下記をご覧ください。
鶏歩:総腓骨神経麻痺
下垂足のため足を高くあげパタンパタンと歩きます。
はさみ脚歩行:脳性麻痺、脊髄損傷
両足をはさみのように組み合わせて歩きます。
動揺性歩行:進行性筋ジストロフィー、多発筋炎
脊柱の前彎を伴い、腰を左右にゆすりながら歩きます。
正解です。
正解は、トレンデレンブルグ歩行となります。
変形性股関節症のポイントは、女性に多く、二次性が多いです。
トレンデレンブルグ歩行の他に、運動時痛、ROM制限、跛行が特徴的な症状です。
鶏歩は腓骨神経麻痺でみられます。足関節の背屈が困難です。
はさみ脚歩行は痙性対麻痺歩行ともいいます。
脳血管障害等で両側の錐体路に障害がある場合に対麻痺が起きます。
動揺性歩行はアヒル歩行とも言います。進行性筋ジストロフィー、多発筋炎でみられます。
トレンデレンブルグ歩行は変形性股関節症、中殿筋麻痺でみられます。
正解はトレンデレンブルグ歩行です。
下肢の長さに左右差がみられたり、腰や体を曲げての異常歩行などが見られます。
腓骨神経麻痺
つま先を上げる歩行が困難のため起こる下垂足の歩行です。
脳性まひ、脊髄損傷、多発性硬化症など
股関節の屈曲、内転、内旋を繰り返しながら歩行します。
筋ジストロフィー、多発筋炎など
体幹を左右に揺らしながら歩行します。
中殿筋麻痺など
トレンデレンブルグ徴候が見られます。正解です。
歩行異常に関する問題は歩行の原因となる疾患と合わせて覚えることが重要です。
正解はトレンデレンブルグ歩行です。
鶏歩(麻痺性歩行)は、腓骨神経麻痺でみられる歩行です。
はさみ脚歩行(痙性対麻痺歩行)は、脊髄疾患、脳性小児麻痺などで、みられる歩行です。
動揺性歩行(アヒル歩行)は、多発筋炎、各種筋ジストロフィーなどでみられる歩行です。
トレンデレンブルグ歩行は、発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)や中臀筋麻痺でみられる歩行です。よって正解です。
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