あん摩マッサージ指圧師の過去問
第24回(2016年)
午前 問58

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午前 問58 (訂正依頼・報告はこちら)

子宮内膜症について正しいのはどれか。
  • 月経痛を起こしやすい。
  • 不妊の原因として頻度は低い。
  • 卵巣に病変がみられることは少ない。
  • ホルモン補充療法が行われる。

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この過去問の解説 (3件)

01

子宮内膜症は、

子宮内膜の組織が子宮の内側以外にも増殖する疾患です。

選択肢1. 月経痛を起こしやすい。

子宮内膜症では、子宮内膜が増殖し、

プロスタグランジンの分泌量が増え、

月経痛を起こしやすいため、

これが正解であると考えられます。

選択肢2. 不妊の原因として頻度は低い。

子宮内膜症では、

卵管の閉塞などが生じることがあります。

不妊患者の20〜50%が

子宮内膜症を患っているともいわれますので、

不妊の原因としての頻度は高いと考えられます。

選択肢3. 卵巣に病変がみられることは少ない。

子宮内膜症の好発部位は、

卵巣やダグラス窩などですので、

卵巣に病変がみられることは多いと考えられます。

選択肢4. ホルモン補充療法が行われる。

子宮内膜症では、

女性ホルモンの分泌をコントロールし、

病状の進行を抑え、病巣を縮小させる

ホルモン療法が行われることがあります。

ホルモン補充療法は、

更年期障害などの場合に行われます。

まとめ

子宮内膜症の症状には、

月経痛や腹痛、腰痛などがあります。

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02

正答 1

子宮内側のみに存在するはずの子宮内膜組織が、
子宮以外の場所で増殖、剥離を繰り返す病気です。

1:最も頻度の高い症状が月経痛で
月経ごとに痛みが強くなっていくのが特徴です。
進行に伴い下腹痛、性交痛、排便痛などの訴えも増えます。

2:子宮内膜症と不妊の因果関係ははっきりしていませんが
不妊女性の25~50%に子宮内膜症がみられると言われています。

3:腹膜、卵巣、ダグラス窩などで起こりますが
卵巣で起こるものが最も多く
「卵巣チョコレート嚢胞」と呼ばれます。

4:子宮内膜症におけるホルモン療法の代表的GnRH作動薬は
エストロゲンの分泌を抑制し
月経を停止させるとともに、子宮内膜を萎縮させます。
ホルモンを補充するものではありません。



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03

正解は1です。

子宮内膜症は、子宮内膜が子宮腔内以外の組織や臓器で増殖する病気です。

1:月経痛、月経時以外の下腹痛、腰痛、性交痛、排便痛などの症状がみられます。よって正解です。

2:不妊女性の20~40%に子宮内膜症がみられます。

3:卵巣内に発生すると、「卵巣チョコレート嚢胞」といわれる腫瘤をつくります。

4:子宮内膜症の治療法にホルモン療法は行いますが、ホルモン補充療法は行いません。

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