あん摩マッサージ指圧師の過去問
第24回(2016年)
午前 問59
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午前 問59 (訂正依頼・報告はこちら)
疾患と症状の組合せで正しいのはどれか。
- 皮膚筋炎 ------------------- ヘリオトロープ疹
- 全身性硬化症( 強皮症 ) --- 陰部潰瘍
- ベーチェット病 ------------- 蝶形紅斑
- 全身性エリテマトーデス ----- ブドウ膜炎
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この過去問の解説 (3件)
01
皮膚筋炎、全身性硬化症(強皮症)、
ベーチェット病、全身性エリテマトーデスは、
いずれも膠原病に含まれる疾患です。
皮膚筋炎は、
筋肉の炎症による筋力低下や皮疹を伴う疾患です。
ヘリオトロープ疹は、上眼瞼にみられる紅斑で、
皮膚筋炎に特徴的な皮疹ですので、
これが正解であると考えられます。
全身性硬化症( 強皮症 )は、
皮膚や内臓の硬化がみられる疾患です。
陰部潰瘍は、
ベーチェット病に見られる症状のひとつです。
ベーチェット病は、
アフタ性潰瘍、ぶどう膜炎、外陰部潰瘍などを
主症状とする疾患です。
蝶形紅斑は、鼻を中心に両頬に広がる紅斑で、
全身性エリテマトーデスの皮膚症状のひとつです。
全身性エリテマトーデスは、
ループス腎炎や蝶形骨紅斑などの症状がみられる疾患です。
ブドウ膜炎は、目の虹彩、毛様体、脈絡膜に生じる炎症性の疾患で、
ベーチェット病やサルコイドーシスなどの際にもみられます。
膠原病は、全身性の自己免疫疾患であり、
それぞれ特有の症状がみられるものがあります。
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02
1 . 多発性筋炎・皮膚筋炎 は骨格筋に非特異的炎症と変性を引き起こす疾患です。
ゴットロン徴候やヘリオトロープ疹といった
特徴的な皮膚症状を呈するものを皮膚筋炎といいます。
2 . 全身性硬化症( 強皮症 )はレイノー症状と皮膚硬化を特徴とする結合織の炎症性疾患です。
3 . ベーチェット病は口腔粘膜、目、外陰部に潰瘍を生じる疾患で男子に多く
口腔粘膜:アフタ性潰瘍
眼:ブドウ膜炎、虹彩炎
皮膚:結節性紅斑
外陰部:アフタ性潰瘍
を特徴とする疾患です。
4 . 全身性エリテマトーデス は全身の結合組織の慢性炎症性疾患で
皮膚症状として蝶形紅斑が特徴的です。
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03
1:皮膚筋炎は、横紋筋を広範に障害する慢性炎症性筋疾患で、近位筋群の筋力低下を主徴としています。
皮膚症状では、紅斑性皮疹が特徴です。上眼瞼の浮腫を伴った紫紅色の紅斑がヘリオトロープ疹と呼ばれています。よって正解です。
2:全身性硬化症(強皮症)は、厚く硬い皮膚(皮膚硬化)と血液病変を特徴としています。よって誤りです。
3:ベーチェット病は、口腔粘膜のアフタ性潰瘍、結節性紅斑の皮疹、眼のブドウ膜炎、陰部潰瘍などがみられます。よって誤りです。
4:全身性エリテマトーデスは、全身多臓器病変を特徴とする慢性炎症性疾患です。顔面部の蝶形紅斑が特徴です。よって誤りです。
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