あん摩マッサージ指圧師の過去問
第24回(2016年)
午前 問60

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午前 問60 (訂正依頼・報告はこちら)

疾患と検査所見の組合せで正しいのはどれか。
  • 前立腺癌 ----------- PSA高値
  • 関節リウマチ ------- CRP陰性
  • 尿崩症 ------------- バソプレシン高値
  • アトピー性皮膚炎 --- 血清IgE低値

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は1です。

1:前立腺癌の検査は、PSA(前立腺特異抗原)検査です。
前立腺がんが発生すると、大量のPSAが血液中に流れ出し、PSA高値になります。よって正解です。

2:関節リウマチでは、CRPが陽性、高値になります。

3:尿崩症では、バソプレシン(ADH,抗利尿ホルモン)の分泌低下により多飲、多尿といった症状が現れる疾患です。 バソプレシン(ADH,抗利尿ホルモン)は、低値になります。

4:アトピー性皮膚炎では、血清IgE高値になます。

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血液検査では、血液内の血球の数や成分を測定し、

病気の診断などに役立てています。

選択肢1. 前立腺癌 ----------- PSA高値

前立腺癌は、前立腺に生じる腫瘍で、

前立腺の組織からPSAというタンパク質が漏れ出すようになります。

そのため、血液中のPSAは高値となりますので、

これが正解であると考えられます。

選択肢2. 関節リウマチ ------- CRP陰性

関節リウマチは、

関節に痛みや腫れを生じる疾患です。

CRPは、

体内で炎症が生じている場合に増加するタンパク質で、

関節リウマチの場合には、陽性となることが多いです。

選択肢3. 尿崩症 ------------- バソプレシン高値

尿崩症は、バソプレッシンの欠乏により、

口渇、多飲、多尿がみられる疾患です。

そのため、血液中のバソプレシンは低値となります。

選択肢4. アトピー性皮膚炎 --- 血清IgE低値

アトピー性皮膚炎は、

皮膚のバリア機能の低下により、

皮膚に炎症が起こり、

湿疹や痒みが生じる疾患です。

IgEは免疫グロブリンの一種で、

アトピー性皮膚炎に関与するといわれており、

血清IgEは、高値となることが多いです。

まとめ

疾患の病態と検査について、

関連させて理解していくようにしましょう。

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正答 1

前立腺癌ではPSAが高値となります。

1.前立腺癌の腫瘍マーカーには

前立腺抗原=PAまたはPSA
前立腺性酸性ホスファターゼ=PAP
γ-セミノプロテイン=γ-Sm

などがあります。


2.関節リウマチの血液検査では

血沈
CRP
抗CCP抗体
リウマトイド因子

などが検査されます。

3.尿崩症では
下垂体後葉から分泌される抗利尿ホルモン=バゾプレシンが低下しています。

4.アトピー性皮膚炎ではIgE値が高値となり、特異的にIgE抗体が存在します。

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