あん摩マッサージ指圧師の過去問
第24回(2016年)
午前 問61

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問題

あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午前 問61 (訂正依頼・報告はこちら)

肩関節周囲炎について正しいのはどれか。
  • 原因は外傷が多い。
  • 肩関節可動域制限はない。
  • 安静時の疼痛が特徴である。
  • 腱板の変性が認められる。

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この過去問の解説 (3件)

01

正答 4

肩関節周囲炎は、いわゆる五十肩とほぼ同義に扱われています。

加齢による肩関節周囲組織の退行性変性に腱板も含まれると考えられるので
答えは4となります。


1.原因は不明ですが、肩関節周囲組織の退行変性からの
炎症性病変と考えられています。

2.肩関節の可動域減少が見られ、特に結髪、結帯動作が制限されます。

3.炎症症状の強い初期においては安静時痛も見られますが、
五十肩の特徴的な症状は運動時痛となります。

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02

肩関節周囲炎は、

肩関節周囲の組織に炎症が起こっている状態です。

四十肩や五十肩といわれることもあります。

選択肢1. 原因は外傷が多い。

肩関節周囲炎の原因は、

肩関節を構成する骨や靭帯などの老化であると考えられています。

選択肢2. 肩関節可動域制限はない。

肩関節周囲炎では、肩関節の動きが悪くなるため、

可動域制限がみられます。

選択肢3. 安静時の疼痛が特徴である。

肩関節周囲炎では、肩関節を動かした時に痛みを生じます。

選択肢4. 腱板の変性が認められる。

肩関節周囲炎では、

腱板の変性が認められることがありますので、

これが正解であると考えられます。

まとめ

肩腱板は、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋、小円筋の

4つの筋の筋腱でできています。

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03

正解は4です。

肩関節周囲炎は、中年以降(特に50代)多くみられ、肩関節の痛み、関節拘縮を主な兆候とする症候群です。

1:はっきりとした原因は不明ですが、肩関節周囲軟部組織が、加齢などにより炎症を生じることが、要因と考えられています。

2:肩周囲と疼痛、可動域制限をきたします。

3:問題の解答としては、誤りということになっていますが、肩関節周囲炎の炎症期の症状で、安静時の疼痛を伴うことがあります。

4:腱板の変性が認められる場合もあるので、正解です。

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