あん摩マッサージ指圧師の過去問
第24回(2016年)
午前 問66
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問題
あん摩マッサージ指圧師国家試験 第24回(2016年) 午前 問66 (訂正依頼・報告はこちら)
感染症で正しいのはどれか。
- 猩紅熱はウイルス感染症である。
- マイコプラズマ肺炎は若年者に好発する。
- ブドウ球菌感染症には耐性菌はない。
- 細菌性赤痢の潜伏期は約2週間である。
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この過去問の解説 (3件)
01
感染症は、病原体となる細菌やウイルスが、
体内に侵入しておこる疾患です。
猩紅熱は、A群溶血連鎖球菌による感染症ですので、
ウイルス感染症であるとはいえません。
ウイルス感染による感染症としては、
ロタウイルス、ノロウイルスなどがあります。
マイコプラズマ肺炎は、
肺炎マイコプラズマという細菌による感染症です。
若年者に好発するといわれていますので、
これが正解であると考えられます。
ブドウ球菌感染症は、
黄色ブドウ球菌によって生じます。
黄色ブドウ球菌には、
メチシリン耐性ブドウ球菌(MRSA)などのような
耐性菌が存在しています。
細菌性赤痢は、
赤痢菌によって起こる感染症です。
潜伏期は、1〜2日です。
選択肢に上がっている感染症の、
原因となる病原体、潜伏期間、症状などについて
確認しておきましょう。
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02
1.猩紅熱はA群溶血性連鎖球菌による細菌感染症です。
イチゴ舌が特徴的です。
2.マイコプラズマ肺炎は肺炎マイコプラズマによる細菌性肺炎です。
若年者に多く高熱と空咳が特徴的です。
3.ブドウ球菌感染症
黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌による感染症です。
メチシリンに耐性を持ったのがメチシリン耐性ブドウ球菌MRSAです。
最近はMRSAに効果のあるバンコマイシンにも耐性を持つブドウ球菌が出現し問題となっています。
4 .細菌性赤痢は赤痢菌による急性大腸炎です。
1~4日の潜伏期の後、発熱、下痢などの症状が急激に現れます。
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03
1:猩紅熱は、A群β溶血性連鎖球菌の感染です。
2:マイコプラズマ肺炎は、肺炎マイコプラズマという病原菌による呼吸器感染症です。
若年者に頻度の高い肺炎です。よって正解です。
3:ブドウ球菌感染症は、黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌による感染症です。
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)は、変異により抗生物質に対する耐性を獲得した黄色ブドウ球菌です。
4:細菌性赤痢は、赤痢菌の経口感染によって生じる急性の感染症です。
細菌性赤痢の潜伏期間は、1〜5日です。
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